2015年04月17日

UK日記 1

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こんなん食うてるうちにひとまず到着。

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ロンドンです。
ヒースロー空港。
ヒコーキが早めに着きまして、
乗り継ぎ便まで3時間。
ちょっとゆっくりできるかと思いきや、
入国審査とセキュリティーが厳重で厳重で。
結局ビール1杯分の時間しか残ってませんわ。

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で、今日の目的地はココ。
10年ぶりのスコットランドはエジンバラ。
目的はっちゅうたら、そら飲むことです。

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家でてからすでに24時間以上。
枕かわったら寝られへん、なんとも神経質な私が
ヒコーキで熟睡できるわけもなく、
そろそろホンマにおねむです。

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EMILIANO
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2015年04月16日

思い立ちまして

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伊丹空港。
ちょっくら出かけてこよかと思いまして。
数日お休みちょーだいします。

EMILIANO
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2012年08月24日

伊太利亜日記-31

4月13日

今日は大阪に帰る日。
ちょっと早めに起きて朝食。
ホテルの食堂に行くと、
簡素やけど
焼きたてのパンとあっついコーヒーがでてきました。

サッとたいらげ、そのへん散歩でもしよかな。

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サクラ?
えらい立派に咲いてました。

昼過ぎには空港に行かなあかんので、
そないにチンタラしてられへんのですが、
あきらかにイタリアとはちゃうショーウィンドー見てたら、
そらもう楽しいて楽しいて。
国ちごたらほんま雰囲気変わりますな。

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なに屋かようわからんけどこんなんとか

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こんなんとか。

ちょっとした総菜屋さんでみつけたこれ、
リキュールゆうか、スピリッツに近いきっつい酒。
このときこおて、まだ飲んでませんけど。

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一旦ホテルに帰って、そろそろチェックアウトです。
ロビーにいったら日本人のおねーちゃん2人組が、
フロントのおっちゃんとなんやら相談中。
宿泊客でしょう、「ここにはどない行ったらええのん?」
そんな感じで相談してたんやけど、
ドイツ語と英語ごちゃ混ぜで会話してはりましたが、
「あっ、は〜いは〜いは〜い」とか
「あっ、そ〜かそ〜か」とか、
思いっきり日本語やん、それ。
とはいえ、私は…
全部日本語です。

無事支払いをすませ、
ホテルで教えてもろた乗場から乗った空港バスは、
けっこう視界が高く、
空港に向かう途中でドナウ川が見えました。
名曲にあるような、
美しくも青くもなかったけど、
雄大に流れてる姿は大和川とはちょっとちゃうな。


あんまり紹介でけへんかったけど、
今回もいろんな出会いとかエピソードがありました。
その中でも、
初めて足踏み入れたドイツ語圏で出会った少年
ルカとマティアスはほんま印象に残ってます。
もうかれこれ10年以上たってるし、
ひょっとしたら、
そのまんま成長してプロのホッケー選手になってるんかも…。
そんなんおもてたら、一期一会の出会いもええもんです。

出国手続きも終わり、
オーストリア航空の搭乗口へ。
ん? 誰もおらん。
まさかまた遅れたか。
係のおねーさんに「大阪行きなんですけど…?」
「まだちょっと時間がありますんわよん」
「ほな、そこのベンチで休んどくんで、声かけてくださいな」
「かしこまりました。ごゆっくり」
そないゆうて、彼女はにっこり笑ってくれはりました。

伊太利亜日記-完

EMILIANO



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2012年08月23日

伊太利亜日記-30

4月12日…午後

ウィーン中心部の古めかしいホテルは
いかにもユーロピアン。
エレベーターはあるもんの、
昔の映画にでてきそうな、
檻に閉じ込められてるような鉄格子みたいなやつ。
で、このエレベーターのまわりを
階段がくるくるまわってやがる。
エレベーターで降りてるときに、
ミニスカートのおねーちゃんが階段上ってたら
思わず目ぇ血走ってしまいそおなアングルになります。
しかし、
神様はそんなことは許しません。
旅行中のおねーちゃんは、たいていパンツルックですから。

ホテルの近くに歩行者天国みたいな通りがありまして、
そこにはこんなモニュメントが。

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昔この国でも相当犠牲者がでたそうで、
ペストの記念塔なんやそうです。
まぁそんなことはさておき、
この街にきた理由はウィンナコーヒーを飲むため。
この通りには色んなカフェが軒つらねてまして、
テキトーに入って「ウィンナーコーヒーちょーだい」
おっきめなカップに入って出てきた物体は、
コーヒーなんか見えへん。
てんこ盛りの生クリームこれでもかってゆうぐらい盛られてて、
おまけに細か〜いチョコチップのトッピング。
視界に入ってきた瞬間お腹いっぱいなりそおな、
注文したことちょっと後悔してしまうもんでした。

ここでふと疑問。
ここはウィーン。
フツーに「コーヒーちょーだい」ゆうたら
ウィンナコーヒー出てくるんやろか。
カフェが軒つらねてるこの通り。
テキトーに入って「コーヒーちょーだい」
ウィンナコーヒー出てきたらどないしょ…
あんなん出てきたら今晩夢に出てくんで。
ドキドキしながら待ってたら…
「ハイお待たせー。コーヒーよん」とおねーちゃん。
黒い液体が見えたときの安堵感。
ちょっと濃ゆめのコーヒーが
こってり生クリームの中和に一役かってくれました。
…ほな…なんでウィンナコーヒーなん?

ふらふらふらふら街歩きしてたら
チェロの音。
路地の方から聞こえてくるで。さすが音楽の都。
音の方向へトコトコ歩いて行くと、
学生らしきおにーちゃんが一人でチェロ弾いてるやないですか。
「これなんちゅー曲?」
「シューベルトのアベマリアですよ」
「えらいお上品な名前やねぇ」
「シューベルトさんは知ってるけど、アベさんて有名なん?」
「……?」
どうやら話通じんかったみたいですな。
じつはこんな感じで路地で楽器もって演奏してはる人たちが
あっちこっちにいてはります。
ただ聴衆になるだけでもええし、
話しかけたら気さくに応えてくれる人もいてはります。
「ほなにーちゃん、がんばりや」

さらにふらふらしてたらデーンとあらわれたこの宮殿。
えっらい立派やなぁ。なんなんやろ?

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道行く人に
「ちょっとちょっとすんません、この宮殿、なんですの?」
「これか?こんなんも知らんのかいな。ホーフブルク宮殿やがな」
「ほぉ。そらすごいですな。で、なにするとこですの?」
「それはやなぁ…え〜と…ホーフブルク宮殿やがな」
正解はいまだにわかりません。

どの街でも旧市街を歩くのは楽しいもんですが、
私はショーウィンドを眺めんのが好きです。
この宮殿の近くには骨董品屋さんが並ぶ通りがありまして、
掘出しもん探してたら楽しいやろなぁ。

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ん?ここはさっき乗合タクシー降りたとこ。
ザッハの前やんけ。
さらに…ん?
なんやろ?モーツァルトみたいなヤツがこっち歩いてきよるで。
なんかいかにもモーツァルト。
「チケットいかがですか?」
ザッハの向かいが国立歌劇場らしい。
しかし、
日本人的には
歌劇場の前でモーツァルトのコスプレして
「チケットいかがですか?」=怪しいとなるわけで、
「いつのチケットなん?」
「え〜と…明日」
「明日帰んねん」
「じゃぁ今日」
やっぱり怪しすぎる。

そんな怪しさも含めて街歩きは楽しいんですが、
日が暮れたら気をつけましょう。
日もどっぷり沈み、
ホテル近くの
街灯もあんまりあらへん薄暗〜い裏通り歩いてたら、
なんと"COCKTAIL BAR"なる店が。
向かいが男性ストリップの店らしきもんが
ポツリとあるだけの路地。
怪しすぎるやん。
入ってみるか、やめとくか。
明日には大阪行きのヒコーキやし、
ここで行っとかんとおもんないヤツってゆわれそうやし、
そやゆうても
最悪ヒコーキにも乗れんとドナウに沈められるかもしれんし…。
そうこうしてたらいかにもOL風の4人組が
ドイツ語で「まいどー」ゆうて入って行きよった。
こら行っとかなあかんわなぁ。
「すんません、一杯いいですか?」
「いらっしゃい、どーぞどーぞ」
そこはカクテルコンペティションのトロフィーがズラリと並ぶ
物腰やわらかいマスターのお店でした。
たったの2時間ほどやったけど、
彼の作ってくれたダイキリ飲みながら、
ボルツァーノの山で出会ったルカとマティアスに教わったドイツ語で、ほんまに楽しい夜を過ごしました。

まぁ、怪しいゆうてもこんなこともありますが、
たいていは
怪しいと思ったらほんまに怪しいですから気ぃつけて。

EMILIANO




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2012年08月22日

伊太利亜日記-29

4月12日

早朝…しかもまだお日さん昇ってへん。
朝食もとらんと荷物まとめてフロントまで。
「すんませんけどチェックアウトしてください」
「えらい早いですな、列車でっか?」
「いや空港まで。ウィーンまで行くねん」
「ほぉ、ほなタクシー呼びまひょか?」
気ぃ利くやっちゃ。

ものの数分でタクシー到着。
「すんませんけど空港まで」
「おぅ、任せな。すっとんでやるぜぃ」
これまた早朝のボルツァーノの道はガッランガランでして
ほんまにすっとんで行きやがる。
町外れの空港までアッとゆう間に着いてしもた。
「おおきに、すんませんな。朝はようから助かりましたわ」
「いいってことよ。オレもここでコーヒー飲んでくぜ」
ロビー内のバールで朝のカフェ。
なんでかタクシーの運ちゃんまでおったけど、
ドイツ語圏ゆうてもここはイタリア。
コーヒーはやっぱりみんなエスプレッソなんや。

ボルツァーノ空港…ゆうより飛行場ゆうたほうが正しいかと…。
そのぐらいちっちゃい空港ですが、利用客は多いようで
ロビーにはけっこうよぉさんのお客さんが出発待ってはります。
ヒコーキはロビー出たすぐそこに、すでに待機してやがる。
搭乗案内板には…
07:00 ローマ
07:10 ウィーン リンツ経由
時刻は6:50
なんやらアナウンスでローマ行きの搭乗はじまったみたいやな。
みんな搭乗口通ってぞろぞろヒコーキまで歩いて行ってはる。
ぞろぞろぞろぞろ乗り込んではって、
私のまわりは…3人だけ。
え〜と、ウィーン行きの搭乗、そろそろやねんけど、
私のまわりは…3人だけ。

実際にウィーン行きの乗客は3人だけでして、
貸切気分です。
チロリアン航空のちっちゃいちっちゃいプロペラ機ですが、
おそらく50人ぐらいは乗れるはずやろから、
なんとも効率の悪い便ですな。
で、スタッフはパイロット2人と客室乗務員1人。
ヒコーキは定刻通りに離陸しましたが、
機内アナウンスやのおてスタッフが座席まで来て、
「あれしたらアカンで」とか
「これやったらアカンで」とか
「私キレイでしょ?」とか
「たまには食事にさそってよん」とか
直接ゆうてくれたんは後にも先にもこのときだけ。
「ちゃ〜んと聞いてくれたわね、ハイご褒美。うふ」
チロリアン航空特製チョコレートもろてしもた。
まぁ実際には
「キレイ?」も「さそってよん」もゆうてきませんが、
チョコレートは「ハイ、友達のぶんも」ゆうて
よおさんくれました。

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このヒコーキはリンツ経由。
客室乗務員のおねーちゃんによると、
リンツでどっさり乗ってきて満席になるらしい。
チロルの山々に機体擦るんちゃうか?ゆうぐらい
迫力ある眼下の景色が過ぎたら、
ゆうてる間にリンツです。
リンツからウィーンまではおよそ1時間。
朝早かったし、眠たなってきたわ。

来るときもここで乗継いだウィーン シュベヒャート空港。
ボルツァーノが飛行場やったら、ここはほんまもんの空港です。
この日は大阪行きの便があらへんので、
ウィーンの街にでて一泊したんねん。
まずは…
乗合タクシーみたいなやつで、
「ちょっとオレも乗せてや」
「どこまで?」
「ウィーンの真ん中あたりまで」
「ほな乗りや」
20~30分ほどかな、
「あいよ、ここらが街の真ん中でっせ」
降ろされた場所はホテルザッハ前。
確かにウィーンゆうたらザッハトルテ。
ザッハトルテゆうたらホテルザッハ。
せっかくやし、ザッハトルテこおてみよ。
おそらく一生かかってもこんな高級ホテルよお泊まらんし、
売店ぐらい行ったんねん。

さすがホテルザッハ。
ちゃ〜んとザッハトルテ売場がありよる。
「一番ちっちゃいのん」
「あいよ」
愛想もへったくれもあらへん接客は、
おいおい高級ホテルやろがと言いたなりますが、
ひがな一日ザッハトルテばっかり売ってたら、
たまには他のもんも買えよって思うんやろなぁ。
とゆうわけで、べっぴんさんやったし許します。

ウキウキ気分でザッハトルテの紙袋ぶらさげて、
どっから見ても「食べんの楽しみー」
間抜けです。
ホテルザッハから歩いて数分の、
ちょっと古そやけど、小綺麗そうなホテルにチェックイン。
まずは、室内の冷蔵庫に大事な大事なザッハトルテを隠して、
ウィーンゆうたらアレもコレも…。
街に出んのが楽しみです。

EMILIANO



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2012年06月23日

伊太利亜日記-28

4月11日

ボルツァーノ…
イタリアの中のドイツ語圏。
町中の表記なんかもイタリア語とドイツ語の併記。
ちなみにこの町はドイツ語ではボーツェンゆうらしい。

今朝もあっちで
"ダンケ〜"
こっちで
"ダンケ〜"
そやけども、
おとなは一応イタリア語も喋りよる。
そのくせウィンクしたっても返ってけぇへん。
おもんないやつらやで。

さておき、
ちょっと町外れまでプラッといってみよと思いまして、
バス停で待つこと10数分。
来たがな来たがな。
が、しかし、イタリアのバスて、確か切符制やったよなぁ…。
切符持ってへんしどないしょ…。
プシュ〜っと扉が開いたし、ステップ1段のって
「運ちゃん、切符ないねんけど中で買える?」
「オレはただの運転手だぜ。切符はタバコ屋で買いな」
ゆうなりプシュ〜って扉閉めて走りだしやがった。
「だから切符ないゆうてるやんけ」
「オレはただの運転手だぜ。切符はタバコ屋で買いな」
どぉ見ても車内にタバコ屋なんかあらへんし、
どないせぇっちゅうねん?

実際、
バスの運転手さんはほんま運転するだけの人が多いわけで、
無賃乗車なんぞ当たり前っちゅうツワモンの客も
けっこういてはるもよう。
たまに専門の係員が抜き打ちで検札しよるらしいけど、
けっこうな額の罰金払わされるそうな。
それでも懲りんとまた無賃乗車。
そんなヤツは決まってゆうらしいですが、
「タダで乗れることも多いさかい、結局はトントンやで」
ほなキチンと払い〜な。

バスは程なく郊外に。
ここボルツァーノは郊外に南チロルの山々が聳えてて、
ロープウェイで登って行けるんやとか。
ほなさっそく行ってみよ。

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まぁけっこう高いとこまで登って行くんですが、
到着したとこは"ソプラボルツァーノ"
"高いボルツァーノ"ゆう意味なん?

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もしそやったとしても、名前に違わんほんまに高いとこです。
この標高の高いとこにも村があって、
市電も走ってやがる。

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こいつに乗って
ソプラボルツァーノの端っこまでチンタラチンタラ。
チンタラ走ってるわりに、あありにもちっちゃい村やさかい、
アッとゆう間に終点です。

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市電の駅舎にしたらえっらい立派な建もんですが、
待合室もちゃんとあるし、
ちょっとした庭もあって流行のガーデニングなんぞやってはる。

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なんの花やろ…?

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う〜ん…これは…なんやろ?

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これは…え〜と…わからん。

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こいつはネコです。

そんなこんなで、ここまで来たらほんまにチロル。
気分はエーデルワイス。
そやけどさぶい。
4月とはいえほんまにさぶい。
はよ下山しなければ。

帰りも市電でチンタラチンタラ。
すると…
うわ〜、学校帰りのガキんちょが大挙して乗ってきやがった。
もぉ…わかってんねん。オレもそやったし。
ガキの集団がガイジン見かけたら取る行動はひとつ。
知ってる英語並べ立てて喋ろとしやがんねん。
しゃーないやっちゃなぁ、ちょっと相手したろ。

「おいおい、おまえら、ちょっとそこ座れ」
「ハロー」
「ハローちゃうっちゅうねん」
「どっから来たん?」
「ニッポンやがな。ニッポン知ってるか?」
「知ってんで。みんなちょんまげしてる国やろ」
「それウソ。いまはお相撲さんぐらいやで」
「ニッポン人て金持ちなんやろ?」
「それもウソ。少なくともオレはちゃう」
「大阪のウチにはたこ焼き用の鉄板あるってほんま?」
「それはホンマや」

横に座ったルカとマティアスゆう二人の少年と
そんな他愛ない会話してたんですが、ふと、
「ちょっとドイツ語教えてくれ」
「ええけどたかいでぇ」
生意気なガキです。

さておき、
「朝起きたら"グーテンモルゲン"てゆうねん」とか
「ほなさいならゆうときは"アウフビーダーゼーエン"てゆうとき」
とか、挨拶程度の会話教えてもろたんですが、
「おねーちゃん口説くときはどないゆうたらええの?」
ルカが「子供に聞くなっちゅうねん」
マティアスが「オレ、ホッケーの試合にさそう」
ほぉ、ホッケーてか。
「オマエ、ホッケーやってんか?」
「イタリアンマイスターっちゅうチームのジュニアにおんねん」
おねーちゃん口説くためにホッケーやってるとは…
生意気なガキです。
「いや…口説くためやのぉて、ただ試合観にきてもらう…」
試合のあとデートとは…
生意気なガキです。

市電はアッとゆう間にロープウェイ口に。
来るときには気ぃつきませんでしたが、
駅の掲示板にこんなんありました。

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確かに"Italienmeister"の"Under12"チームに
ルカもマティアスも写ってやがる。
生意気なガキです。
が…教えてもらいたての「アウフビーダーゼーエン」
とびっきりの笑顔で見送ってくれたのでした。

EMILIANO








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2012年06月08日

伊太利亜日記-27

4月10日

ボローニャに何日かおりましたけど、
一体この街で何したんやろ…?な感じでしたが、
当初の目的やったラグーは食うたし
デルピエロもジダンもインザーギも見たし
ちょっと足のばしてF-1も見たからええか。

この朝ボローニャ中央駅から乗った列車は
ローマ発ミュンヘン行き。
さすがヨーロッパ、国際列車でっせ。
ローマを何時に出たかは知りませんが、
ボローニャは午前9時発。
ホテルのチェックアウト済ませてチンタラ駅まで向かう途中、
やっぱり寄ってこと思ってバールまで。
でっかい荷物せたろぉて「まいどボンジョルノ」
この数日間毎朝来たったさかい、
「さすがに顔覚えたやろ?」
「アホか、ただの嫌がらせじゃ」
「まぁそないゆわんと濃ゆ〜いやつ飲ませてんか」

なんの変哲もあらへんフツーのバールですが、
「二度と来んな」といいながら笑顔で送り出してくれるバリスタのおっちゃん。
勘違いしたらアカンのはこのオヤジ、
明日からコイツに会わんでええから、
きっと嬉しくて笑ろとったに違いない。

9時ちょっと前に駅に着きましたが、
列車はすでに入線してまして、
よっこらしょっと乗り込んで空席探し。
ヨーロッパの映画なんかで見かけるんですが、
こちらの列車はホームと列車の段差がかなりありまして、
手ぶらで乗るときも”よっこらしょ”。
でっかい荷物もってはる女性には
是非手をかしてさしあげましょう。
きっと
「グラッツィエ、うふっ」とかゆうてくれるでしょう。
まぁ、”うふっ”はさておき、喜んではくれるでしょう。

列車は珍しく定刻どおりに出発。
一路ミュンヘンに向けて走り出しましたが、
何も私はミュンヘンに行きたいわけやのぉて、
チロル地方に行ってみたかっただけ。
だってほら、来るときもチロリアン航空やったし。

この列車、ユーロシティゆう国際特急列車で、
車掌さんのアナウンスもイタリア語にドイツ語に英語。
通過国もイタリア、オーストリア、ドイツの3カ国。
確かに客席のコンパートメントには、
どぉ見てもイタリア人ちゃうやろ
ってゆうよおな人が結構いてはる。
空席探して通路うろちょろしてまして、
空いてるコンパートメントに
よっこらしょと荷物置いてドッカと着席。
6人掛けのコンパートメントに他の客ナシ。ラッキー、貸切や。

と、思ってたら誰か入ってきやがった。
「◯バツ1△」
きっとドイツ語やな。
「え〜と、わからんて」
「◯バツ1△」
「ええから座りぃや」
「◯バツ1△」
「わかったわかった、くつろいでいきや」
全然通じてへんのになぜか理解しあえるこの不思議。
そない思ってんのは私だけやったかもしれんけど。

ヴェローナ、トレントを過ぎ、
午後1時、列車はボルツァーノに到着。
ここが今日の私の目的地。
もうすぐそこはオーストリア。
列車を降りると、普通にドイツ語が飛び交ってやがる。

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町の雰囲気も、イタリアとは思えんような感じでして、
あっちこっちから「ダンケー」って聞こえてきよる。

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これ、大聖堂。
ドゥオーモですな。
こいつも他のイタリアの町とは違う雰囲気ですな。

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塔のてっぺんも
「へぇ〜、これがドゥオーモなんやぁ」
まさにイタリアでありながら、違う国のよう。
それもそのはずでして、
このあたり、オーストリアであったりイタリアであったり、
歴史に翻弄されてきた地域なんやそうで、
たまたま今はイタリアの一部やけど文化はオーストリアやねん、文句あっか?的な町みたいです。

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駅近くのホテルにチェックインしましたが、
こいつがまたえっらい豪華そうなホテルなんやけど、
意外と低価格。
ほな泊〜まろっと。

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入口にはいろんな国の旗かかげてはる由緒正しそうな構え。
ロビーにはピアノバーなんかあったりしてゴージャス。
ピシッとした制服着たスタッフは
「いらっしゃ〜い、ま、ゆっくりしてきや〜」
だいぶ庶民的。

ぷらぷらしたし、もう夕方か。
とりあえず部屋に荷物置いて、
今夜はそこのピアノバーで飲むか。
まだ奏者のいてへんピアノバーで、日本人らしく
「とりあえずビール」の私でした。

EMILIANO








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2012年05月23日

伊太利亜日記-26

4月9日

ボローニャの日曜日。
ちょっと遅めのお目覚めで、すでに9時まわってやがる。
徐につけたテレビに映ったのは、
おぉ、なんとダイジロー カトー。
そおいえば、
鈴鹿でオートバイのグランプリやってるはずやったわ。
さすがバイクヤローの国イタリア。なんと生中継。
GP250で加藤くんが1等賞とったみたいやけど…
いっちばん高いとこに立ってるはずの彼が、
両サイドに立ってる2位と3位の選手より背ぇ低い…。
そんなとこが愛嬌あって、
なんか応援したなってくるライダーでした。

朝からニッポン男児の活躍みて、ちょっとええ気分。
気分ええときにはお散歩ですな。
ホテル近所のバールでカフェだけして、
街の中心部までテクテクテクテク歩きます。

日曜の目抜き通りはがら〜んとしてて、
人もあんまり歩いてへん。
クルマもあんまり走ってへん。
道の真ん中ドカドカ歩いてても
クルマにひかれることはあらへんでしょう。
と、油断してたら
路線バスがえっらい勢いで突っ走っていきやがった。
どこ見とんねん、ヒト歩いてんねんぞ、◯◯んだら!

ちんたら歩いて30分ほど、マッジョーレ広場につきあたります。
この広場にあるサンペトロニオ大聖堂。
建設途中にバチカンから
「ワシらよりでかい教会造るてどーゆーことやねん!プンプン」
ゆうことで、未だに未完成の大聖堂ですが、
いやまぁ、荘厳ですな。
日曜ゆうことで、礼拝やってはりました。

ここから斜塔までは目と鼻の先なんですが、
斜塔の横っちょからのびてる路地をまたまたテクテク。
路地からパッとひらけたところがサントステファノ教会群。

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さらに教会群の裏手にまわるとやってます、日曜名物蚤の市。
まぁ、蚤の市ゆうたら聞こえがええけど、
はっきりゆうてガラクタ市です。
が、これがけっこう楽しいんです。
こんなん誰が買うねんな?ゆう片方だけの靴とかは論外ですが、
ちょっとシャレた年代もんの食器とか家具とかも並んでまして、
家具は売れ残ったら持って帰んのたいへんやろなとか、
色々想像ふくらましてたらアッとゆう間にお昼です。

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今日は日曜なんで、おなかと背中がひっつきそうになっても、
食堂は閉まってます。
ボローニャはデカい街ですが、所詮は地方都市。
まだまだ日曜のお仕事はやる気ナシ。
ついでにシエスタもたっぷりとりまっせ。
そんなポリシーの商店がまだまだ多数派でして、
どぉしてもなんか食いたかったら開いてる商店で食材買うか、
日曜?シエスタ?なんじゃそれ?
そんなバールで軽食ぐらいが現実的。

実際バールはほんまにありがたいとこでして、
街のいたるところにありよるし、
最近日本で”イタリアンバール”ゆうて営業してはるお店とちごて、
凝った料理なんかあらへんし夜しか開いてへんわけやないし、
単なるコーヒーショップでパニーノなんかの軽食が食べれます。
おまけに土地のワイン、それもガバガバいける軽いワインをワンコイン程度で飲めたりするからタチ悪い。
昼間っから酔ぉてしまうがな。

さておき、
ササッと食事すませて…もちろんワインも飲んでますが、
日曜ゆうたらカルチョです。
たまたまこの日はボローニャに
名門ユベントスがやってくるらしい。
そら行っとかなあかんやろ、ゆうことで、
町外れのさらに外れにあるスタジアムまで
またしてもテクテク歩きます。
バス乗ったらええやんと思うでしょうが、
酔ぉてるときは1時間が10分に感じるもんです。
どんだけ飲んでんねん。

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スタディオ レナト ダッラーラ。
ボローニャのホームスタジムですが、
古めかしそうな塔が印象的。
で、早速チケットブースに行ったんですが、
さすがにユベントス戦、売切れなんやとか。
しか〜し、そんなことでは引き下がりません。
洋の東西を問わず絶対いてるんです、彼らは。
その名はダフ屋。
違法行為ですが、便利です。

それらしきにーちゃんに
「おい、にーちゃんにーちゃん、あんねんろ?」
「あるけどなぁ、ユベントスでっせダンナ」
「おまえ足下みやがんのかぃよぉ」
「オレも商売ですぜ」
「額面プラス茶ぁ代ぐらいにしとかんかぃ」
「そら話にならんですぜダンナ」
「ほなええわ、バイバイまたなアリヴェデルチにオルヴォワー」
「ちょちょちょっと待つあるよダンナ」

そんなやりとりしてまして、
定価プラスビール代ぐらいでゲットしたチケットはアウェイ席。
本場欧州で、
アウェイのゲーム追っかけるヤツらは過激なヤツってゆうのは相場が決まってるんですが、
ユベントスは全国区の、カルチョ界の巨人みたいなクラブ。
ここボローニャにもけっこうファンがいてはるようです。
が、やっぱりアウェイはアウェイ。
あるんです、警察官によるボディーチェックが。

アウェイ席に入るゲートに続く道は、幅が約10メートルほどか。
ゲートの直前で10人ほどの警官が手ぇつないで
人間バリケードつくってはる。
で、10人ぐらいずつゲート通すんですが、
ゲートくぐったとこで一発目のボディーチェック。
「カバンの中見せ」とか「ポケットの中身出せ」とか。
で、無事通過したら
客席へあがる階段の登り口で二発目のボディーチェック。
「発煙筒は持ってへんか?」とか
「瓶とか持ってへんか?」とか。
たかだかフットボール観戦で物々しいですな。

Scan10014.JPG

開始1時間前には席にたどり着きましたが、
まだがら〜んとしてますな。
が、ウォーミングアップが始まるころには続々と。

Scan10016.JPG

いてるいてる、デルピエロ。
ジダンもおるし、私が大好きなインザーギも先発のようですな。
インザーギ、今日の注目は彼なんですが、
なんせ点取り屋さん。
10回失敗してもどこ吹く風。「オレのせぇちゃうし」
で、11回目にゴール決めたら
「どんなもんじゃい、オレのおかげやど」
そんなインザーギが大好きです。

Scan10017.JPG

いよいよキックオフ。
さすがユベントス戦、大入り満員。
ですが、私のコーフンはここまで。
きっととなり近所のにーちゃんたちもそぉやったでしょう、
大凡戦。
隣におった革ジャンにリベットもんにピアスにスキンヘッドの
わかりやす〜いにーちゃんなんか、
スパスパ吸うてたタバコきらして
「すまん、1本くれへんか?」
「あぁ、これでよかったら吸いな」
「こんなゲームみせられたら1箱吸うてまうっちゅうねん」
気持ちわかります。
なんせ場内が一番湧いたんが、
この日決勝レースのF1サンマリノグランプリで、
シューマッハが勝ったゆう場内アナウンスがあったとき。
結局終了間際の2得点でユベントスが凡戦を制しましたが、
ホームのボローニャサポーターにとったら
暴動起こすんちゃうかと思わせるような
ショボい日曜やったはず。

さてと、試合も終わったし帰ろ帰ろ。
と、思ってもまわりは席立つそぶりなし。
となりのにーちゃん「まぁ、座ってゆっくりしてなよ」
アウェイ席は全客席の1割ほどやと思うんですが、
残り9割のお客さんを先に出すみたいですな。
アウェイ席の出口は一旦閉鎖しよる。閉じ込めです。
がら〜んとしてきたスタジアムに、アウェイ席だけがぎっしり。
これはこれで、異様です。
30分以上待たされて、ようやく出口開放。
ゆうても、警官の誘導のもと、順序よく順序よく順序よ〜く。
スタジアムの外では、
またしても警官が道幅いっぱいに人間バリケード。
そのあとにぞろぞろぞろぞろユベントスサポーター。
最後尾はまたもや警官の人間バリケード。
いやはや…アウェイサポーターは警官に完全に保護されて帰路につくようです。

はたして、ここまでせなアカンのかと思ってたんですが、
やっぱりいちびったやつがいてまして、
ユベントスサポーターに対していいよるんです、
書かれへんようなことを「◯バツ1△…」とか。
「だまらんかぃ、ぶち込んだるぞ◯◯んだら!」
イタリア人はアツいやつらですが、
お巡りさんもそーとーアツいオトコのようです。

EMILIANO







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2012年05月04日

伊太利亜日記-25


4月8日

Scan10001.JPG

ボローニャはエミリアロマーニャ州のほぼまん中。
で、鉄道で南東へ30分ほどでその町はあります。

イモラ。
まぁこれといってなんの変哲もない
イタリアのちっちゃい地方都市。
町外れにある駅から、町のまん中突っ切ってちんたら歩きます。

Scan10035.JPG

快晴の土曜日の午前中。
歩いてたらちょっと汗ばむ陽気やし、
こんなんうまそやし…。

さておき、町外れまでひたすら歩きます。
ゆうても、ちっちゃい町やから30分ほどなんやけど。
すると、なんの変哲もないイタリアの地方都市から
デーンと現れるんです。サーキットが。

Scan10068.JPG

"AUTODROMO ENZO E DINO FERRARI"
フェラーリ父子の名前冠した、通称"イモラサーキット"。
この日はF1のサンマリノグランプリの予選の日。
で、明日が決勝。
さっそく切符買わな。
建設現場の簡易トイレみたいなブースに
ちょっとした行列できてまして、
「すんません、切符はここで?」
「入場券やったらここで買えるで」とのこと。
「ほなくださいな」
「70,000リラよろしく」
日本円でおよそ3,500円。
70,000リラと引換えに手渡されたF1の切符。
どおゆうわけかブースの兄ちゃん、
ウィンクまでしてきやがった。

Scan10036.JPG

決勝は家でテレビで観てる方が楽しい私。
なんでか?
決勝レース現地で観てたら、
始まって30分もしたら誰が一番なんかわからへんもん。
切符代もたっかいし。
で、私は現地観戦予選派。
この当時のレギュレーションはタイムアタック1時間。
その間のベストラップで決勝のスタート位置決めるわけです。

Scan10040.JPG

さすがイタリア。
フェラーリのファクトリーもエミリアロマーニャ州やし、
熱狂的な人らが旗ふって応援してはります。
私の持ってる"入場券"は座席ゆうのはありません。
が、テキトーにぷらぷらすんのには最適でして、
コースの際の金網にへばりついて観戦もできるわけです。

Scan10039.JPG

そやけども、あんまり近すぎて
…今のん、赤のクルマやったっけ…?

Scan10037.JPG

それにF1の音てえっらいボリュームでして、
耳痛っ!
で、ちょっと離れて観てみよ。

Scan10038.JPG

ここ、タンブレロゆうコーナー。
アイルトン・セナさんが事故死したとこですが、
その前にもゲルハルト・ベルガーが事故で炎に包まれた場所でもあるとこでして、
この場所…なんか取り憑かれてんのとちゃうのん?
私はずっとそないおもてたんですが…

Scan10041.JPG

このコーナー付近にあるセナさんの像です。
花束がよぉさん供えられてましたけど、
ここで撮った写真はどぉゆうわけか、まともに写ってへん。
スジ入ってたり、どっかぼやけてたり。全部ですわ。
やっぱりなんかおるんちゃうのん?

そんなこんなで私は缶ビール片手にサーキット中ぷらぷら。
ところどころにあるモニターの親分みたいな画面で
予選アタック確認。
さすがシューマッハ。やりよる。
と思ったらマクラーレンのハッキネン。
こいつほんまにぶち切れてやがる。
そこかしこでブーイング。
さすがイタリア…なんやけど、
みんな飲んではるビール、それマクラーレンのスポンサーやん。
"WARSTEINER"
たしかドイツのビールやったと思てんけど、
まぁ確かにうまいわなぁ。

EMILIANO

  



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2012年04月22日

伊太利亜日記-24

4月7日

朝からチンタラ町歩き。
おっ、FIAT126…

Scan10004.JPG

ルパン3世も乗ってたFIAT500の後継車でして、
ええようにゆうたら素朴、言い換えたらショボッ。
まぁ、そんな感じのクルマです。

Scan10011.JPG

時期的に
イースターの飾り付けやってるお菓子屋さんが其処彼処に。
イースターエッグゆうやつですな。
チョコレートでできたタマゴ…それも親分級のでっかいタマゴ。
このチョコのタマゴ、中身は空洞でして、
子供だま…子供向けのおまけが入ってるんやとか。
グリコのおまけみたいなもんらしい。
さすがにこのサイズのチョコレート食うたら鼻血でそうなんで、
やめときましょう。

Scan10010.JPG

ボローニャの旧市街。
どっから見ても斜塔はええ目印になります。
斜塔の近くは色んな商店が軒ならべてるエリアがありまして、
八百屋さんやら肉屋さんやら、
あんなものからこんなものまで売ってたりしよる。
金物屋さんで堺の包丁売ってやがったのんには驚いた。

Scan10005.JPG

私は果物屋さんでバナナをひとつ。
一個で売ってくれるのはありがたい。
お行儀悪いですが、
バナナもぐもぐ食べもって町外れの丘まで散歩です。

bologna-map.gif

旧市街を囲む城壁跡の外回りには幹線道路が通ってまして、
ボローニャに限らず
この城壁の中と外は雰囲気がガラッと変わりよる。
地元の人は
旧市街に住むのがステータスやて聞いたことありますが、
そのへんは私の住む堺でも、似たようなことゆわれた記憶が…。

さておき、
この幹線道路を超えると小高い丘がありまして、
ひたすら登っていったら眼下に赤茶色が広がります。

Scan10001.JPG

斜塔が霞んで見えますが、
けっこうな距離歩きましたな。
そやけど、ここまで屋根の色が赤茶色に統一されてると、
ルールでもあるんかと思ってしまいます。
奇抜なネオンやら看板やらが目に入ってけぇへんのが羨ましい。

4月の昼間、日も長くなってきたもんの、
夕方になってくるとさすがにまだ肌寒い。
そろそろ下りよ。

再び旧市街。
ボローニャ旧市街の市場は夕方が最高潮。
デパ地下みたいなもんです。
うまそうな総菜がこれでもかと並んでやがる。
ハラ減った…。

Scan10008.JPG

斜塔の横っちょから延びてる路地…。
ちょっと怪しそうなんやけど、身のキケンはなさそな感じ。
だいたいこんなとこに賑わってるメシ屋があったりすんねん。
ほらみてみぃ。

leonida-foto01.jpg
      TRATTORIA LEONIDA より

ほんまにあらわれたポツリと一軒たたずむトラットリア。
外からみたところ、すでに何組か先客がいてはる。
「すんません、ひとテーブルあいてまっか?」
「あぁ? ひとつだけあいてるよ」
なんやえらいぶっきらぼうなスタッフやなぁ。まぁええか。
「ほな、食ってくわ。案内してんか」
「あぁ、そのテーブル使いな」
ほんまにひとテーブルしか空いてなかったらしく、
次から次へと来はるお客さんに「満席ですわ」
で、予約してはるお客さんがこれまた次から次にご来店。
へぇ〜、こいつらやりよる。

で、この店、オーナーらしきおっちゃんもぶっきらぼうで、
どないみてもあんた息子やろゆう兄ちゃんも
輪ぁかけてぶっきらぼう。
が、しかし、ほんまよう動きよる。
テキパキテキパキよう仕事しはります。
キッチンはおそらくマンマが仕切ってると思われるんですが、
マンマとおっちゃんがでっかい声で言い合いしてやがる。
それ見てあっちこっちで「また始まったで」ゆうて笑ろてはる。
なんか憎めんやつらです。

「で、何すんの?」
「前菜に、ほら…あるやん、ここらのハム」
「モルタデッラやな」
「それ。で、ラグー」
「タリアテッレのラグー?」
「なんやそれ?」
「きしめんみたいなやつや」
「おぉ、それそれ」
「ワインは?」
「赤いのん」
「サンジョベーゼにしとき。安ぅていけるわ」
まぁ、きしめんみたいなやつとはゆわんのですが、
平たい手打ちの生パスタをラグーで絡めた、
想像しただけで実にうまそうな一皿です。
ワインもこれぞ安ワインゆう味なんですが、
こいつがカパカパいけるんです。

ほどなく運ばれてきたタリアテッレ。
これがほんまに絶品でして、
パルミジャーノどばどばかけて、
アッとゆう間にペロリンと食うたった。

「おぃ兄ちゃん兄ちゃん」
「あぁ?」
「追加追加。メインちょーだい」
「えっ?日本人はハラちっちゃいんちゃうんけ?」
「あんなんウソウソ。そんなんゆうやつに限ってデザート別腹とかゆうてペロッと食いよるし」
実際この店のスタッフは料理に誇り持ってはるようでして、
前菜からメイン、食後酒までじっくり時間かけて楽しむお客さんには敬意をはらってるのがよくわかります。
逆に、日本にあるパスタ屋さん感覚のお客さんに対しては、
私からみても、そらちょっと邪険なんちゃう?
そんな感じです。

この日のメインディッシュはカルパッチョ。
日本風にゆうたら牛刺ですが、
肉の上にルッコラの葉っぱどっさり。
仕上げにパルミジャーノのスライス、
これでもかゆうほどドバっと乗せたぁる。
で、食べる直前にオリーブオイルをタラーリとたらして…うま。

気ぃつくと店内は満席。
音楽が一切かかってへんのに、
それぞれのテーブルから聞こえてくる話し声やら笑い声、
こいつがなかなか心地ええ。
相変わらずおっちゃんとマンマの言い合いは続き、
息子が「はいはい仕事仕事」ゆうて客が笑いだす。
な〜んか…ええやん、この感じ。
帰りにバールで一杯やって帰ろと思ったけど、
ここで飲んで行こ。

EMILIANO




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2012年04月17日

伊太利亜日記-23

4月6日

やや曇ったボローニャの朝。
駅近のバール。
「あいよ」と出てきたカフェに砂糖ドバドバ。
スプーンでぐるんぐるんかき混ぜて、一気にグビッ。
ついでにバンコの上のちっちゃいショーケースからブリオッシュをひとつ。
「おっちゃん、これもらうで」
嘔吐きそうなほどバタバターっとした風味が鼻腔を擽りますが、
口の中でとろけるような味は絶品です。

ここボローニャは、
北の大都市ミラノと、フィレンツェやローマ、
あるいは東のアドリア海に抜ける交通の要衝でして、
中央駅にはひっきりなしに列車がやってきよる。
どこでもええから行〜こぉ。
飛び乗った…いや、
ホームの低いこっちの列車はよじ登り乗ったゆう感じですが、
行き先確認せんと乗った列車はフィレンツェ経由ローマ行き。
フィレンツェまでは1時間ほど。
まぁなんも予定あらへんし、ドゥオーモでも見に行くか。

フィレンツェSMN駅からドゥオーモのほうへ歩くもんの、
まだ午前中やからか、人もまばらですな。
いちびってセピア仕様で写真撮ったった。

Scan10001.JPG

ここからもうちょい歩けばポンテヴェッキオ。
ただのふっるい橋。
おんなじ名前の大阪のレストランは有名ですが、
この橋はおそらくもっと有名です。
昔は橋の上で肉屋が軒つらねてたらしいんですが、
腐った肉とか橋の上から下のアルノ川に捨ててやがった。
こらイカン、肉屋はなにやっとんねんと立ち退き命令。
イメージチェンジが必要と、
後はワシらにまかせとけ。
肉屋にかわって金細工屋さんが橋を占拠したのでした。

どこまでほんまなんか知りませんが、
今でも橋の上には貴金属屋さんが軒つらねてまして、
目ぇチカチカしてきます。
なのでドゥオーモから歩いてきた私は橋の手前でターン。
今度はアルノ川沿いにテクテクテク。

Scan10002.JPG

おっ、アルファロメオ75。
変態チックな下回りシステムの愛すべきクルマ。
しかもこいつ、トレーラ引っ張ってやがる。
トレーラの上にちょこんと乗っかってるあいつはなんやろ?
これは追っかけるしかない。

Scan10026.JPG

トレーラの行き先はトイレ借りんのもはばかられる、
高級ホテルに囲まれた広場。
さっきのトレーラに乗ってたやつも、
そろ〜っと降ろされてやがる。
なんかのイベントやろか?係員らしきおっちゃんつかまえて、
「見てええのん?」
「あぁ、触るときはオーナーさんにゆうてや」
なんと無料のイベント…とゆうより、
昔の高級スポーツカーのオーナーさんの自慢大会みたいなもん?
さておき、今の電子制御されたクルマよりも、
ガソリンやらオイルやらの匂いプンプンする機械的なクルマが大好きな私。
思わぬ偶然にはしゃいでしもた。

Scan10028.JPG

そやけどさすがイタリア。
日本のクラシックカーのイベントには、
勤めてたクルマ屋の社長のお供で
何度か参加したことありましたけど、
ここに並んでるクルマは日本のイベントでは
あんまり見たことないクルマたち。
好きで読んでた雑誌では見たけど、ほんまもんは初めて見た。
トレーラから降ろされたのんも見たのは初めて。
確か"PAGANI LANCIA SPORT" パガーニ ランチャ スポルト
1940年代のヤツやったと思います。

Scan10029.JPG

そのほかにも、"CISITALIA"やら"O.S.C.A. VIGNALE"やらが
続々と登場してきやがった。
マニアおそるべし。

Scan10031.JPG

その中で私が特に惹かれたのがこいつ。
へ.へ.へ.へらーり…フェラーリ。
フェンダーにちっちゃいフェラーリのお馬さんマーク…。

Scan10034.JPG

じつは"NARDI DANESE 1500 SPORT"
ナルディ ダネーゼゆうたら今ではハンドル屋ですが、
昔はクルマ造っとったらしい。
それ以前はフェラーリと組んで設計やら開発もやってたそうな。
時計の王冠マークとおんなじで、
クルマにお馬さんマークがあるとやっぱり存在感ちゃいますな。

Scan10033.JPG

じっくりとクルマを堪能した私。
昼もええ時間になってきまして、
ところどころからええ匂いがぷゎ〜んと漂ってきやがる。
ポンテヴェッキオとは違う橋を川向こうに渡って、
どっかテキトーに
地元民で賑わってそうな店はあらへんかなと…。
ぷらぷら歩いてたら…あるがなあるがな。
現地の若いOL風数人組がランチしに入っていきよった。
安ぅて旨い店はOLさんがよぉ知ってる。
これは日本もイタリアも一緒に違いない。
ぎぃ〜っと扉あけたら、おぉ、賑わってる。
「ひとテーブルあいてまっか?」
席に通してもろて前菜盛合せと赤ワイン注文。
「はいよ!」
おぉ、きたきた。
この前菜、酢ぅきいててうまいがな。
ワインもがばがばいけそやし。

それはそうとここの給仕、
どっからみても日本人に見えんねんけどなぁ。
当然店内ではペランペランのイタリア語喋ってはるけど…
なに人なんやろ…?
あえて日本語で
「あ〜、すまんねんけど、おすすめの肉もんは?」
「オッソブーコ」
「それミラノの料理やん」
「でもオッソブーコ」
「ほなそれ」
「グラツィエ」
「で…日本人なん?」
「ノン ノン ノン。日本語わっかれへん」
わかっとるやないけ!

1_Firenze_Map.jpg

フィレンツェで、
味のある自称イタリア人の食堂で、
なぜかミラノ料理を楽しく味わった午後でした。

EMILIANO









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2012年04月14日

伊太利亜日記-22

 4月5日

実は日本を出発する前、
こんな雑誌をペラペラとめくっておりました。

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以前クルマ屋に勤めてたせいか、
クルマ雑誌はわりと目ぇ通してたんですが、
当時"NAVI"はファッション紙みたいなオシャレなクルマ雑誌で、
しかも別冊ゆうことで立ち読みやのぉてこぉてしもた。
これが私的には大当たりでして、
今回の旅行のプランニングに多少の影響を及ぼしよる。

Scan10006.JPG

この記事、
おそらくはイタリア在住の女性のもんやと思うんですが
パルマのこと、ひとめでわかるように描いてくれてはる。
前回、私もみた一日中水吐いてはるおばちゃんの像とかもちゃーんと紹介してまして、
なんか無性にパルマに行きたなったわけです。
ボローニャからパルマまで列車で1時間弱。
パルマの生ハムも食いたいし、ちょこっと行ったろかいなと、
ボローニャ中央駅に向かったのでした。

Scan10003.JPG

あいかわらずのイタリア国鉄の落書きぶり。
これがまたうまいこと描きよる。
朝の9時過ぎのローカル列車に乗って小1時間、
4月のポカポカ陽気の中、
列車はエミリアロマーニャ州をチンタラ走り、
10時にはパルマ駅に。

Scan10019.JPG

これやこれ。
ハムやハム。
駅から町の中心部へ向かう通りに軒並べる肉屋さん。
じつに旨そう。
おまけにパルミジャーノまで飾ってやがる。
パルミジャーノレジャーノ。
銀行が融資の担保にするぐらいの名物チーズ。
英語のパルメザンチーズゆうたら安っぽいけど、
そーとーええチーズです。
これドバドバかけて食う生パスタの料理はもぉ…
くぁ〜っ! たまりません。

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この日はほんまにええ天気でして、
駅前の広場のこの像のおっちゃん…ガリバルディかぁ?
なんとなく誇らしげです。
それにしても、真ん中のおっちゃんはよしとして、
左右のヘンな像はなんなんやろ?

Scan10004.JPG

駅から町の中心部…チェントロゆうんですが、
向かって歩いてたら左手に大聖堂が現れます。
大聖堂てドゥオーモゆうんですが、
フィレンツェやらミラノなんかに比べたら
はっきりゆうてショボい。
そやけど、なんか味ありますねん。
そないに派手やないんやけど、
場末のスナックに味あるみたいなもん。
雑誌の記事にもあったように、
春やのにちゃーんと横の土産屋の煙突からは煙出てましたわ。

Scan10022.JPG

ドゥオーモの中。
このフラスコ画、けっこう有名らしい。
コレッジョの”聖母被聖天”。
私はコレッジョさんも知らんし”聖母被聖天”も知りません。
が、しかし…、
この絵ぇ見たときの
背筋のゾクゾク感とか寒イボ感とかは忘れへん。
こんな感覚味わうことなんぞ滅多にあらへん。
お寺なら布施のひとつでもってゆうとこですが、
ここは教会。しかも大聖堂。
ここはひとつ、
献ローソク&横っちょの土産屋で絵はがきゆうことで…。

Scan10002.JPG

ドゥオーモを出たら、
土産屋の反対側のとなりに洗礼堂ゆうのがあります。
きっと檀家さんの洗礼するとこなんでしょうが、
この建もん、きっちり六角形。
外から見ても中から見ても六角形。
ゆうことは、きっと上から見ても六角形に違いない。
それがどないしてん?とゆわれそうですが、
パルマの観光ガイドには必ず出てくる名物なんやそうです。
まぁ、通天閣かて何がすごいねんてゆわれても、
通天閣自体がもぉすでに名物やねんってゆうような感じか。

Scan10021.JPG

テキトーにぷらぷらしてたらお昼過ぎ。
待ちに待ったイタリア料理のお食事です。
前回もそやったんですが、
パルマに来たら生ハム…プロシューット。これ定番。
まぁあたりまえの選択ですが、
私がいっちばん食べたかったんがチーズたっぷりトルテッリ。
この地域のラヴィオリですな。
これまたコッテコテのギットギトなんですが、
なんせうまい。
目の前にポンと置かれたら、写真どころやあらへん。
まず熱いうちに食う。基本です。
なのでどんな料理かってゆうのはこちらでどーぞ。

食った食ったで幸せ一杯ハラ一杯。
ハウスワインもデカンタ1本じゃ足りん。
昼間っからかなりのハイテンションになるんですが、
土地勘のあらへんとこ散策するんやったら、
これっくらいのテンションのほうが楽しいかも。
怪しいやつに絡まれても捲したてたったらタジタジになりよる。

案の定、前から怪しそうなヤツが歩いてきやがる。
まぁゆうてもパルマは、
イタリアでもけっこう裕福な町って聞いてまして、
見るからに怪しいゆうわけやないんですが
いきなり私に声かけてきよる。
「オレ、怪しくないよ」
それがすでに怪しいやん。
「どこ行くの?行き方教えてあげるよ」
ちっちゃい町やがな。迷うほうが難しいで。
「どこから来たの?なんか役にたてるよ」
間に合ってます…。
こいつがかなりしつこいヤツでして、
「もぉえぇっちゅうとんねん!」
怒るときは日本語に限ります。

kamo.JPG

そんなヘンな兄ちゃんがおったりしますが、
ここパルマは、
ほんまのんびりしたちっちゃいちっちゃい地方都市。
町外れの川で鴨が行水してんの眺めてたら、
以前読んだスポーツ雑誌の記事思い出しました。

ここパルマには
ACパルマってゆうフットボールクラブがあります。
今でこそセリエAの立派なクラブですが、
以前はプロチームやのに練習場もあらへんで、
町外れの公園でトレーニングしてたらしい。
それを町の人が公園のベンチに座ってあったか〜く見守ってたんやとか。
そんな素朴なギスギス感のない雰囲気が感じられる、
じつに居心地のええ町でした。

mappa_parma.jpg

EMILIANO

















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2012年04月13日

伊太利亜日記-21



どれくらい寝たやろか…?
そーとー寝たつもりでおったけど、まだ中央アジア上空。
で、なんかカラダの具合がしっくりけぇへん。
アタマ痛いぞ。
足もだいぶ浮腫んでやがる。
それはそぉと…トイレ。
ヨッコラショと立ち上がるとアィタタタ…。
アタマに激痛が。
こ、こ、これは噂のエコノミークラス症候群に違いない。
ビジネスクラスでも起こりえるらしいけど、
私の場合は正真正銘のエコノミークラス。

どうやらビールよぉさん飲んで
狭い座席で何時間もピクリともせんと寝てたからかも。
この症状、ほんましんどぉて、
とりあえず水1リッターほど飲んでさらに寝てました。
アタマ痛すぎる〜。

次に目覚めときは既に着陸態勢に入ってまして、
「お客さん、起きて背もたれ戻してや」
真っ赤な制服のスチュワーデスさんがおこしにきてくれたときでした。
うぅぅ。まだアタマが痛すぎる〜。

程なくウィーンはシュベヒャート空港に着陸したヒコーキ。
は、はよ降ろしてくれー…。

とりあえず無事にEU圏内への入国を済ませ、
とにかくカラダを動かしたい私。
エコノミークラス症候群は水飲んで適度にカラダ動かしたほうがええって聞いたことあったような。
ボローニャ行きの便までの待ち時間が2時間ほどあったんで、
乗継ぎエリアのそれこそ隅から隅までうろちょろしたった。

このウィーンのシュベヒャート空港、なっかなかの空港でして、
実際、乗継ぎの間の2時間はアッとゆう間でした。
それこそいっちょまえのブランドショップもあって、目の保養。
カフェとかの飲食店や食材屋さんもあって退屈はせえへん。
全然日本語の書いてへんお菓子のパッケージとか見てたら楽しいて楽しいて。
結局頭痛は知らん間にどっか行ってしもてて、
すっかりおのぼりさんになってました。

いよいよボローニャ行きの出発時刻。
私の乗る便は、チロリアン航空のプロペラ機。
チロリアンて…。聞いたことあらへんけど、大丈夫かいな?

このチロリアン航空、
文字通りチロル地方をメインに飛んでるエアラインやそうで、
このときはスーツ姿でしたけど、
チロルの民族衣装着てるスチュワーデスさんの便もあるらしい。
座席も革張りの社長さんの椅子みたいなやつで、快適快適。
何より気に入ったんは、ジェット機て離陸のときに、
えっらい角度でギュイーンて飛びますけど、
プロペラ機てスゥっと滑らか〜に飛びよる。
これがなかなか快感で、
以後、プロペラ機の選択肢があるんやったら迷わずプロペラ。
そない思えるほど気に入った。

夕暮れのウィーンを飛び立ち、
チロルの山々を超える頃にはお陽さんもどっぷり沈んで
すっかり夜。
どうやらウィーンからは3時間ほどでボローニャに着くようで、
さっきのヒコーキでもそーとー寝たのに
また寝たろと思ってる私。
またエコノミークラス症候群なったらどないすんねん。
しかーし大丈夫。
水たっぷり飲んで、しかもたったの3時間。
さっきまで10時間以上のフライトしとってんから、
3時間ゆうたら出発前から着いたようなもんです。
夜間の飛行やし照明も消されるんで、
寝るなゆうほうが無理な状況。
ボローニャに着くまでまたもや熟睡してしもた。

ボローニャ、グリエルモ・マルコー二空港。
ここボローニャ出身の科学者の名前つけた空港。
ラジオ…ってゆうか無線発明した人やったんちゃうかな。
おじいちゃんは確かアイリッシュウィスキーのジェムソンさん。
どーゆー経緯かは知りませんが、孫はイタリア人。
そのマルコーニ空港に着陸。
ヒコーキのドアをバターンと倒すとタラップになってる、いかにも小型のプロペラ機。
歩いてターミナルまで行って、荷物の受け取り。
これがまたなっかなか出てけぇへん。
しかも他の人のんは次から次へと出てくんのに
私のんだけは出てけぇへん。
ひょっとして…ロストバゲッジ…。
いや、そんなはずあらへん。
乗ったんは日本。中継はウィーン。
ドイツ系の人が荷物積み残すはずあらへん…に違いない。
きっとこの空港まで来てるはずや。
そんなこと思いながら待つことさらに20分。
出てきたがな、私のボストン。
やっぱりドイツ系の人たち、きっちり積んでくれてはった。

荷物を引っさげて到着ロビーに出てきた私を待ってたのは…
三浦…いや、ちゃう。ミウラ。
ランボルギーニ ミウラ。
スーパーカー世代の私には最大限のお出迎え。
そやけどなんでミウラがこんなとこにあるねんな?

Scan10001.JPG

ボローニャは実はスポーツカーやバイクのメーカーが色々ありまして、ランボルギーニやデトマソ、バイクのドゥカティ。
キャブレターのウェーバーもボローニャのメーカー。
近郊の町にはフェラーリもあるし、
F1で有名なイモラサーキットも近くです。
日本からのなが〜いフライトでくったくたになってたもんの、
ランボルギーニ ミウラが目の前にあるとなったらまぶたバチコーンと開きます。

気ぃ済むまで、それこそ穴あくでゆうほど見たおしてから、
さあ行こ。
売店のおねーちゃんにバスの乗り場聞いたら、
「バスは朝までないわよん」
「ななな、なんやて?おねーちゃんのクルマに乗せてくれてもええんやで」
「いやん、そんなんありえへん」
仕方がないんでタクシーでボローニャ中央駅まで。
「中央駅まで行ってんか」
「おぅ、まかせときな。すっ飛んでやるぜ」
これがまたほんまにすっ飛んで行きやがる。さすがイタリア人。
あまりにもすっ飛びすぎて、
どこの中央駅まで行くねんと思わせるほどの熱いドライブ。

この日泊まる予定のホテルは中央駅近くのスターホテル。
運ちゃんに「スターホテルならあそこだぜ」

Scan10018.JPG

教えてもろてようやくチェックイン。
ながい…ほんまになが〜い一日がやっと終わり。
部屋に入るなり、
シャワーも浴びずにベッドに倒れ込んだ私でした。

EMILIANO





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2012年04月12日

伊太利亜日記-20



ずいぶんと前の話になりますが、
確か前世紀の最後の年やったやろか…。

こんな私でも、当時はまとも…
いや、マジメにイタリア風のカフェなんぞやっとりまして、
料理のでけへん私のために
コックさん雇て、わりと「これうまいやん」ゆう小料理なんぞ出しておりました。

聞けばこのコック、
ほんまにイタリア料理店出身のヤローでして、
ニンニクなんかアッとゆう間にみじん切りにしやがる。
こいつほんまもんのコックやで。ようウチに来やがった。
めでたしめでたし。

と、まぁほんまにめでたいんかどうか、
ヤツはイタリア料理のコックのくせに、
「本場の料理食うたことないんす」
「ななななんやて?ほな行ってこんかい」
そんなわけで、
心優しい店主の私は彼に休暇ばかりか小遣いまでやって、
「おいしいもんをハラいっぱい食うてきなさい」

そこでふと…
なんであいつだけ行かさなあかんねん…?
ちょっと疑問…。
時は2000年の3月。
よっしゃ、あいつ帰ってきたら店まかせてオレも行こ。
それからはもぉ、出発まではうきうきウキウキ。
あといくつ寝たらええんやろ?
そんなことばっかり考えてましたわ。
で、無事に帰ってきた彼は言いやがった。
「ボローニャのラグー…サイコーっす」
この敗北感、オレもボローニャ行かな気ぃ済まん。

その当時、
格安旅行会社ゆうたら「どかーんとイッパツ!HIS」
こんなコマーシャルがFMラジオで流れてまして、
もちろんビンボー旅行の私も北新地のでっかいビルにあったHISまで航空券買いに行きました。
「いらっしゃいませー。行き先はどちらまで?」
「ボローニャまで」
「直行便はありませんねぇ」
「わかってんねんて。どんなルートがありますのん?」

そんなこんなで係のおねーちゃんとお話してたんですが、
ボローニャまで行くには
欧州内の主要都市で乗継いで行かなあかんらしい。
関西空港発着希望の私にとっては、
毎日飛んでるルフトハンザでフランクフルトで乗継ぎ。
これまた毎日飛んでるKLMでアムステルダムで乗継ぎ。
あとアリタリアが週5日でミラノ行き。
でもミラノで別の空港に移動せなあかん可能性があるんやとか。
伊丹と関空みたいなもんですな。
このあたりが格安航空券の実質的な選択肢らしい。
「ほぅ、で、毎日飛んでへんヒコーキもありますのん?」
「週3日やけどウィーン行きゆうのんがありますわよん」
「ほぅ、ウィーン。」
「はいな」
「ウィーンゆうたらウィンナコーヒーの、あのウィーン?」
「はいな」
「あのウィーンゆうたらウィンナシュニッツェルのあのウィーンのことゆうてんねんで?」
「はいな」
「帰りにウィーンに寄って遊べんの?」
「ウィンナシュニッツェル食べてウィンナコーヒー飲んできてね。わたしのお土産はザッハトルテでよろしくー。ウフッ」

まぁお土産たのまれたわけでもウフッて微笑まれたわけでもあらへんのですが、
晴れて私の航空券が発券され、
2000年4月4日関西空港発、
オーストリア航空でウィーンまでひとっ飛び。
そこでボローニャ行きに乗継ぐプランとなりました。


4月4日

関西空港。
チェックインを済ませ、出国の手続きもノープロブレム。
出発の30分前に搭乗口まで来いとかカウンターのおねーちゃんゆうてはったわな。

嬉しがりの私は旅行ゆうたら真っ先に駅とか空港に行くタイプ。
あと2時間もあるがな。
ほなちょっとお茶…いや、ビールでもして、
免税店でラッキーストライク。
そんなこんなで30分前どころか40分前に搭乗口へ。

だ〜れもおらん。
一番乗り?
すると…
「ウィーン行きのお客さまですか?」
地上係員の雄叫び。
「そやけど」
「あとお客さまだけなんです」
「えっ?もうみんな乗ってんの?」
「ほとんど年配のツアーのお客さまで、みなさん早いんです」
んなことゆわれてもオレかて早めに来たがな。そやのに怒られてしもたわ。
ぶつくさ言いながら搭乗、
自分の座席に座るまでのしろ〜い目、目、目。
なんじゃい文句あるんけ?
早めの行動は朝の散歩だけにしときやがれ!
もちろんそんなことゆえるわけもなく、
「すんません。おくれました〜」

一回そぉやってケッチンつくとヒコーキまで伝染するんやろか。
いよいよ滑走路にでてジェットエンジンのキーーーンゆう音と、
さぁ今から全速力で助走すんでゆうときに急にスローダウン。
どないしたん?
「当機は離陸予定でしたが、計器の不具合が……」
結局一旦ターミナルに戻って出直し。待たされるんかなぁ。
そない思ってたらソッコーでアナウンス。
「直りました。えっへん」
大丈夫なんかいな?
「オーストリア人は仕事が早いんです」
目ぇ痛いほどの真っ赤な制服のスチュワーデスさんがニッコリ微笑んでおりました。

さてと、前回イタリアに行ってから約2年。
今回はどんな出会いがあるんやろ…?
そんなこと考えてたら、
出発までに飲んだビールがまわりだしてむにゃむにゃむにゃ…。
ヒコーキは一路ウィーンまで飛ぶのでした。

EMILIANO












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2011年07月16日

蘇格蘭日記-19


12月20日

今日の午後にはヒコーキに乗って、
スコットランドともさよーなら。
限られた時間のなかで、
あそこもここもってゆうわけには中々いかんもんでして、
ならばと思いついたまんまにドライブしてたわけで、
わりとの〜んびり過ごしたスコットランドでした。

で、どんな旅行でも「帰るで」となれば名残惜しいもんでして、
この日は朝もはよから最後のエジンバラ満喫ウォーク。
まずはこの1週間、私の足となり続けてくれたヴォグゾールくんにハラいっぱい燃料補給してやりまして、
AVISレンタカーに里帰り。
英国はスコットランドも含めて鉄道料金がほんま高いんですが、
レンタカーもけっこう男前な値段しやがる。
ひとりで借りるとしたら、
やれ保険だの燃料だのあーだのこーだのゆうてたら、
鉄道の周遊パスこおたほうが安いんとちゃうやろか。
とはいえ、公共交通機関のあらへん辺鄙なとこ行くんやったら、
レンタカーは絶大なチカラを発揮してくれよる。
実際、そんな辺鄙なとこに絶景があったりしよるんで、
料金以上の感動もまた味わえるんとちゃうやろか。
そおゆうわけで、ヴォグゾールくんはお疲れさまでした。

victoria-street.jpg
        www.visitscotland.comより

さすがプロの撮った写真はちゃいますな。
グラスマーケットからロイヤルマイル方向へ続くヴィクトリアストリート。
この通りからアッパーボウゆうちっちゃい通りを介して
ロイヤルマイルにつながるんですが、
途中、BOW BARゆうパブがあります。
シングルモルトの品揃えがなっかなかのもんでして、
棚にズラリと並ばせてはる。
ま、私が覗いたときにはみんなビール飲んではりましたけど。
で、私もビールを一杯。あと、ポテトチップスも。
英国ではポテトチップスはクリスプスいいます。
チップスゆうたらフライドポテト出しやがるんで注意。

netherbow.jpg
       www.visitscotland.comより

ロイヤルマイルに出たら、有名なウィスキーショップやら、
"THE SCOTCH WHISKY CENTRE"なるハコもんがあったりしまして、飲み屋のおっちゃん的には興味のあるところ。
もちろんチラッとのぞいてそれなりに楽しんだりもしますが、
ここはスコットランド。
せっかくやさかい、ハリスツイードの帽子なんぞええんとちゃうやろか。
ロイヤルマイルの坂道を下ると、いつの間にかハイストリートゆう名前に変ってやがる。
この辺、ちょっと小ジャレたショップが並んでまして、
おっ、あるがなあるがな、ハリスツイードの看板。
ツイードゆうたら色々ありますけど、
「これ、ハリスツイードでっせ」ゆうマークの付いたやつは、ハリスツイード協会のお墨付き。
あこがれのハリスツイード、帽子やったらお手ごろ価格でオススメです。

scotchcentre.JPG

このハイストリートに面してデーンと構えてはるのが
セントジャイルス大聖堂。
キリスト教の学校出てるわりに不信心なヤツである私には、
この大聖堂がどんなもんなんかは知りませんが、
立派な建もんです。

st.giles.JPG

そろそろ昼ぐらいかな。時計を見ると…止まってやがる。
あらま、リューズを巻いて…動けへん。
え〜と…何時やろ。
パブに入って聞くか。
昨夜も来たゴーストパブ。
さすがに昼間はおどろおどろ感はなく、
「パイント デュカーズ プリーズ」
おそらく、これが最後のデュカーズ。味わって飲まなければ。
「すんません、今何時?」
「あぁ、今…1時だぜ」
やばい、ヒコーキは3時エジンバラ発。急がねば。
グイグイグイっと飲み干して、
「サンクス チアーズ ゴキゲンヨー」

午後の1時半。
ホテルに預けといた荷物をピックアップ。
空港行きのバス乗場を聞いて、テクテク歩きます。
まぁ、すぐ近くやったんですけど。
ほどなく来たバスは2階建て。
さすが英国。ダブルデッカーゆうやつです。
ここはせっかくなんで2階席へ。
ええ見晴らしやで。

ふと、思い返してみると、
今回もいろんな人と出会うことができました。
蒸留所で働くスタッフの皆さん、突然お邪魔してすんませんでした。
B&Bのオーナーさんとも、もっと時間とって話できたらよかったかな。
パブで出会ったチャーリーとマイクは今夜もケンカしてんのか?
ヘラルドハウスの隣室のカップル、今朝見かけたけど、子だからに恵まれたらええね。
結局会われへんかったけど、ネッシーはきっとどっかに居てるはず。
パブに出るゴーストさんも、きっと成仏したないだけなんやろなぁ。

フライングスコットを始めて定休日も設けんと、
このとき初めて休ませてもらいました。
明日の午後には帰国してるはず。
まずは、しっかり仕事せな。
このときはまだ、何を得たのかわからんかったけど、
後々になって、このとき経験したことが、ちょっとは役立ったかなと思えるようになりました。
そう思うと、たまには旅に出るのもええもんですな。

空港に着いてチェックイン。
「10分前にはゲートにお越しを」とカウンター嬢。
「へいへい」と時計を見る私。
帰ったら、真っ先に時計直さな。

蘇格蘭日記-完

EMILIANO
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2011年07月12日

蘇格蘭日記-18


ハチ公ゆうたら渋谷の駅前に鎮座してはる、
お利口さんのワンちゃん日本代表ですが、
この手の話はスコットランドにもあるそうでして、
その名もボビー。

Edinburgh-BOBBY.JPG

なんとかテリアのボビーくん、
おまわりさんのご主人といっつも一緒に過ごしてたんやそうですが、
ある日のこと、ご主人がボビーをおいてあの世に旅立ってしもた。
困ったボビー。
来る日も来る日も、
ご主人さまが埋葬されてる教会の墓地から離れようとせんのです。
だれかが引き離そうとしても、
「なにすんねん。ワシいやや」
こないして、ボビーはこの墓地のあるグレイフライアーズ教会で、
生涯ご主人さまの墓守して過ごすことになるわけです。
なんともまぁ忠誠心のあるワンちゃんなこと。
ウチの助手のトトではありえへん。
ヤツならば、ご主人さまの墓守どころか、
「おいでおいで」ゆわれたら、
「トトここの子〜」ゆうて、
さも当たり前のようにシッポ振って付いて行きよることでしょう。
裏切りもんめ。

greyfriarsbobby.JPG

さておき、このグレイフライヤーズ教会、
エジンバラの旧市街をちょっと南に下ったとこにあるんですが、
この教会の前に"BOBBY'S BAR"ゆうパブがあります。
別に何代目かのボビーがいてるわけでもない、
ただのパブ。
犬好きの私にとって、
ボビーの話を知ってしもたら行っとかなあかんやろと、
まんまと営業戦略にハマッてやったったわけです。
ボビー像見ながら一杯やり、またもや旧市街中心部まで。

ensign ewart.JPG

グラスマーケット。
別にコップ屋が並んでるわけでなく、単なる広場。
むっかし昔、ここは処刑場やったらしい。
なんか出るんちゃうんか?
ちっちゃいオトコな私はビクビクしながら、
この広場をプラ〜ッと散策。
まぁ、ビクビクするほどの肝だめし気分な場所でもなく、
まわりにはパブが軒つらねてるんで、
飲み歩くにはよろしいかと。

whitehartinn.JPG

で、なんとなく引き寄せられるように入ったパブ。
「オススメのビールちょーだい」
「ここでオススメっちゅうたらこいつだぜ。DEUCHARS」
「でゅ…でゅか…」
「デュカーズだぜコノヤロー」
ってなわけで、
「パイント デュカーズ もってきやがれ」

pg_deuchars_ipa.jpg

なみなみと注がれたDEUCHARS。
ちびりとやると…
甘い…いや、酸っぱい…いや、苦い。
でも甘い。
これは私好みの味。うまいがな。
クィックィいってしもた私は
「もう1パイント」

いっひっひ〜。おかわりしたった。
カウンター付近で飲んでた私は、
広場の見える窓際のテーブル席によっこいしょと座り、
店内を眺めてみることに。
すると、すぐ横の壁に額に入れたふっるい新聞記事が飾ったぁる。
え〜と、なんやて?
"GHOST"……。
出んの? ここ。
ゆわれてみたら…確かになんとなく…。
まぁ…ええか。ウチの店もなんかいてはるみたいやし。もう慣れたし。

残念ながらこの日はゴーストさんにはお会いできませんでしたが、
グラスマーケットから宿まで、すっかりええ気分に酔おて、
ふらふら歩いて…もう1軒。
いや〜DEUCHARS、やりよる。

jacksonsbar.JPG

宿のフロントで鍵もろて、「ぐんない」
私の部屋は1階。
ゆうても、欧州では路面に面したとこは0階でして、
1階ゆうたら2階のこと。
階段ふらふら上って通路を部屋に向かって…
すると、なんか淫靡なお声が。
それはまさに洋ピンもんの激しさでして、きっとあんなこともこんなこともやってるに違いないお声。
ったく。どこの部屋やねんと、自室へと向かう私。
声はどんどん大きくなり、うん、この部屋。特定。
そしてその隣が私の部屋。
鍵あけて部屋に入ると…わっちゃ〜。更に聞こえやがる。
外人は激しいて聞いてたけど、
ちょっとは遠慮せい。

え〜っと、紙コップの底くりぬいて、メガホン完成。
壁にピタッとくっつけて、
おぉ、聞こえる聞こえる、会話まで聞こえやがる…
てなことはやってませんので誤解なきよう。
エジンバラのヘラルドハウスにカップルでお泊りの方、
夜のお勤め時には気をつけましょう。

EMILIANO
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2011年07月06日

蘇格蘭日記-17

Edinburgh-Tourist-Map_mediumthumb.jpg

12月19日

およそ1週間ぶりのエジンバラは、
インヴァネスやらダフタウンとは比較にならんほどの大都会。
さすがスコットランドの首都。

明日の午後のヒコーキでロンドンへ飛んで、そのまんま帰国の予定。
そんなわけでして、
今日は一日中のんびりと街中ぷらぷらしたろかいな。

edinburghcastle.JPG

エジンバラゆうたらエジンバラ城。
ロイヤルマイルゆう坂道の登ったとこにデーンと構えてはります。
なんの城かはようわかりませんが、
城ゆうよりも要塞ゆうたほうがピッタリなイカツさ。
たまにドカーンと大砲撃ったりしやがりますが、
空砲なんで破壊されることあらへんのでご心配なく。
で、この城、さすが高台だけあって、
この城の前の広場からの眺めはなかなかよろしい。

edinburghnewtown.JPG

ロイヤルマイルをちんたらちんたら降りてきたら、
おそらく旧市街のど真ん中なんですが、
古い町並みがありまして、パブなんかもよおさんあります。

pubsign1.JPG

パブの看板見てて思うこと…。
いったい店名の由来は何なん?
日本やったら単語の店名が多いんですけど、
こっちのパブは文章が店名やったりするわけです。
まぁ、当店も”空飛ぶスコットランド人”ですけど。

edinburghclose.JPG

ふと見かけたおっちゃんの人形。
どうやらカフェの看板につこてる模様。
鉄格子みたいな入口から中覗いてみると、
ん…? 入口やないみたい。
これ、実はただの路地。
エジンバラには建物の中に路地が通ってるとこが結構ありまして、
このカフェも、表通りにあるんやのおて、
路地に入ったとこにありました。
まぁ別に、ビルの中に高速道路が走ってる大阪から来た私にとって、
建物の中に路地があっても不思議やあらへんのですが、
一応公道なんやろか?

pubsign2.JPG

とあるパブの前に、ビール会社のトレーラーが止まりよった。
運ちゃんが降りてきて、
店の入口横の地べたにある蓋らしきもんを開けてはる。
なにしてんやろ?
そろっと覗いてみると、
どうやらパブの地下につながってるようでして、ハシゴがかけたある。
運ちゃん、スタスタスタっとハシゴをおりて、
まさに親分級の分厚いマットをハシゴの下にひいてはる。
で、スタスタスタっと登ってきて、
トレーラーの荷台の扉の下にも分厚いマットを。
ほぅ、もしやこれは…。
運ちゃん、荷台の奥からデッカいビール樽をコロコロ転がしてきて、
そのまんまドンとマットの上に落としやがった。
なにくわん顔でまたコロコロ転がして、
地下のマットにドスン。
「おっちゃんおっちゃん、ビールの納品てこんな感じなん?」
「おぅ、あったりめーよ。んなもんいちいちよっこらしょって運んでられるかっちゅうねん」
なるほど…。合理的。

pubsign3.JPG

ただただ、町並み見ながらぷらぷらしてただけで、
段々と日ぃ暮れてくる時間になってしもた。
そろそろパブが賑わってくるころ。
今夜は飲み歩いてみよかなと思い、
とあるパブへと歩を進めたのでした。

EMILIANO
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2011年06月29日

蘇格蘭日記-16


12月18日

朝起きてB&Bの食堂に下りていきました。
8時ぐらいやったんですが、まだまだ外は暗そう。
ご主人が「今日もスコットランド風でいいか?」
「ええ、タマゴはスクランブル、あと紅茶でお願いします」
たっぷりの朝食をとってたらご主人が
「今日はエジンバラまでだろ。雪が積もってるから気をつけなさい」
そーか、昨日からの雪、積もってるんや。
「ありがとう。のんびり運転しますわ」
そないゆうてみたもんの、あのタイヤ、スタッドレスちゃうで。
チェーンなんかあらへんで。

dufftownsnow.JPG

ダフタウン。
ほんまにちっちゃい村やったけど、
みんなあったかい人たちでした。
さてと、豪雪やあらへんし、これぐらいやったらいけるやろ。
私はヴォグゾールに乗込み、一路エジンバラまでドライブ。

mapSCOTLAND.jpg

一旦クライゲラヒ村まで戻り、A95線でひたすら走ったら、
エジンバラ〜インバネス間のA9に合流するらしい。
地図で見たら蒸留所も点在してるみたいやし、よっしゃこの道や。
ところが…
すっかり忘れてました。
今でこそ蒸留所のある場所でも交通網が整備されて道も通ってますけど、もともと人里離れた山奥やった。
あまりにも…あまりにも私の持ってる地図がショボかったため、
ワインディングも高低差もすっかり忘れきってまして、
えっ、この道、雪の中走んの?

ちんたら走る私。
ミラーにチラッと小さく映った後続のクルマがみるみるデカなって、
スパッと私をごぼう抜き。
やりよるな、地元ドライバー。
と思ったらまたしてもスパッとごぼう抜き。
走るシケインと化した、ヒジョーにキケンな障害物な私。
たどり着けんのか?

snowroad.JPG

なんとか2時間ほどかけてA9に合流できたときには、
雪もすっかり溶けてまして、エジンバラまではほぼ1本道。
キョーレツなワインディングもあらへんし、直線番長な私は快適快適。

Edinburgh-Tourist-Map_mediumthumb.jpg

午後3時すぎにはエジンバラ市内にたどり着き、
予約したあるホテルはと…西のはずれのほう。
え〜っと、この道は…一方通行。
え〜っと、この道も…一方通行。
だんだん東のほうに向かってやがる。
まぁこのエジンバラ市内の道って、
大阪市内の碁盤の目に慣れてるもんにとってはややこしい道でして、
町の北っかわは碁盤の目状態ですけど南っかわは曲がってたり斜めってたりしやがる。
おまけに一方通行やったりしたら、
あさっての方向に行ってしもたりするわけです。
落ち着け…落ち着け、オレ。
あざ笑うかのように高台から見下ろしやがるエジンバラ城。
ムカツクで。

c.edinbourgh.JPG

やっとの思いでホテルの近所と思われるとこまでたどり着き、
おばちゃんつかまえて
「すんません、ヘラルドハウスってどこですのん?」
「あぁ、それやったらこの坂のぼったとこやで」
「ありがとう、助かりました」
「そやけどこの坂…上から下への一方通行やで、イッヒッヒ」
いや別に…イッヒッヒもエッヘッヘもゆわれませんでしたけど、
目はそないゆうとった。
まさかおばちゃん、その直後に、
この日本人がモーレツな勢いでクルマをバックさせながら坂を上っていくとは思わんかったでしょう。

EMILIANO



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2011年06月25日

蘇格蘭日記-15


夕方、
スペイ川周辺の散策してたら雪降ってきやがった。
積もる前にはよ帰えろ。

glenfiddich.JPG

ダフタウンのはずれにグレンフィディック蒸留所があるんですが、
こいつが世界でいっちばん売れてやがるシングルモルトやそうで、
でっかい蒸留所がデーンと構えてはる。
街道沿いには”グレンフィディックこっち”ゆう看板があるんですが、
よう見たら”バルヴェニー城こっち”の案内板もありまして、
バルヴェニー城…?行ったろ。

balvenniecastle.JPG

バルヴェニー城。
廃墟になったふっるい城なんですが、いつごろのんやろ?
不気味で人影もあらへんし、日ぃ暮れてきて肝試し気分。
ん…後ろになんか気配が。

highlandbeef.JPG

なんとまぁ、ハイランド牛の放し飼い。
いや、ひょっとして、入ったらあかんとこに入ってしもたんやろか。
あらま、次から次へと牛さんたちが集まってきよった。
こら囲まれる前に退散せなあかんで。
ゆうことで、バルヴェニー城ってなんやったんやろ…?

dufftown.JPG

その日の夜、
昨日も行った"FIFE ARMS HOTEL"のパブに。
ギイ〜と扉をあけると、またしても3人の先客が。
ひとりは昨日の毛糸の帽子のおねーさん。
あとは緑と白の縞々ニット帽のにいちゃんと、中年のおっちゃん。
今日は店のご主人不在で、「ワシ息子やねん」。

そして私はビールを頼み、今夜も暖炉の前で「あ〜さぶ」
すると…
「おいにーちゃん、まぁこっちこいや」と中年さん。
またかいな。まあ、ええわ。
「ほなまぁ、ちょっと邪魔するで」
よっこいしょっと腰かけると、毛糸の帽子のおねーさん「ハーイ」
「あぁ、あんたかいな、この先で宿とってるニッポン人て」
やけになれなれしい縞々ニット野郎。
そやけどなんで知ってんねん?
「まぁええがなええがな、それ飲んで、もう一杯いけ」と中年さん。
そないゆわれると弱い私はキュピ〜っとビールを飲み干し、
「おぉ、やるやないけ」
「あぁ、まあな。ほな次はギネスもらおかいな」
ギッと睨んだ中年さん、「このアイリーッシュ」
あ、あ、あかんの…?

昨日もそうやったんですが、
このへんの人らはスコットランドのラガー、
"TENNENT'S"テネンツを飲んではります。
この中年のおっちゃんもテネンツ、縞々ニットもテネンツ、毛糸のおねーさんもテネンツ。
ほな私も「テネンツ一丁」
「おう、それでこそスコッツマンじゃい。オレはマイクや、よろしくな。
そいつはチャーリー。サイテーなセルチック野郎やさかい、無視してOK」
そない言いながらチャーリーの縞々ニットを取り上げてあっちへポイ。
ポイって。何すんねんな。
「テメー、この野郎、オレの大事な大事なセルチック帽。
これやからレンジャース野郎はほんまに…いてもうたろか」
そない言いながらパタパタ埃はらってキュッと被りよる。
なるほど、だから緑と白な。
ほなまたマイクが奪ってポイ。
ポイって。っとおもてたらチャーリーお怒り。
「オレのタトゥー見やがれぃ」
うっわ〜、脱ぎよったで。

「まったくレンジャースの野郎…」ぶつくさゆうてるチャーリーが
ふと、「あんた、フットボール好きか?」
「おぅ、オレにも応援してるクラブあるで」
「ほう、なんちゅうクラブ?」
「セレッソゆうてやな、どないしょうもないアカンタレのクラブやで」
「ライバルはいてるんか?」
「ガンバゆうてやな、どないしょうもないお利口さんクラブやで」
「おぉ、ほなゲームのあとは危なそやな。もめるんかいな?」
「それが平和でピースフルや」
「ん…?ケンカはないんかいな?」
「ない」
「タイホ者は?」
「ない」
「それで何がおもろいん?」
「……。えっ?」

実際にセルチックとレンジャースのゲームは
”オールドファームダービー”ゆうて選手も最大のパフォーマンス。
サポーターもごっついアツなるゲームやそうでして、
ゲーム後はケンカはもちろん破壊行為やらなんやら、
あんなこともこんなことも起こるらしく、
毎回タイホ者も出るんやそうです。
しかーし、ここダフタウンは平和な村…いや、集落。
子供のケンカみたいなことしとっても、
次の瞬間には肩組んで飲んでやがる。
「あ〜、オレはマイクや」
「もう聞いたって」
「こいつはチャーリー」
「知ってるって」
「おまえ、仕事は?」
「バーマンやがな」
「バー、バーマンか〜。オレはな、昔メキシコにおったんや〜」
カンケーあらへんがな。

宴もたけなわ、酔いもまわってきたし
「そろそろ、行くわ」と席を立つ私。
引き止めることなく、さりげなく送り出してくれるマイクとチャーリー。
「ええ旅をな。CHEERS!」
”チアーズ”
”サンクス”とか”おおきに”とかのニュアンスやと思うんですが、
むしろ私のほうが言いたい言葉やったのに。
おそらく、二度と会うことのない一期一会の出会いやったけど、
別になんちゅうことない出来事やったけど、
この日の夜の、このパブでのことは、
なぜか忘れられへんのです。

EMILIANO
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2011年06月22日

蘇格蘭日記-14


12月17日

朝食をとってたらB&Bのご主人が
「今日はどこまで行くのん?」
なんも考えてへんかったけど、蒸留所巡りでもしたろかいな。
「なーに言ってんだぃ。今日からほとんどの蒸留所はクリスマスだぜ」
「えっ…休み?」
あらま、しゃーないな。
でもまぁ、ドライブがてら出かけてみよかなと、
さっさとメシ食て愛車ヴォグゾールへ。

ダフタウンの集落の入口に公共の駐車場がありまして、
実は無料。なんでか知らんけど、タダ。
ありがたや。
実際ここを含めて、
スコットランドで駐車料金は一回もはろてないんです。
ほな誰が維持してんの?
たぶん自治体なんやろうけど、ありがたや。

cooperage.JPG

クルマは昨日来た道をまた戻り、
クライゲラヒ村あたりまで。20分ぐらいでしょうか。
この村にある”スペイサイド クーパレッヂ”。
クーパーゆうたらウィスキーの樽職人。クルマとちゃいます。
このクーパレッヂは、
樽職人のおっちゃんが樽を組立ててるとこを見学できる施設。
スコッチウィスキーの樽は
アメリカやらスペインやらから中古の樽仕入れて使うんですが、
使い終わったら一回バランバランにバラして修繕、
で、も一回組立てて再使用。ようは使いまわし。
その過程を見せてもらえるんですが、
”おっちゃん、ちょっとオレにもやらせてや”ってゆうてみたい私にとっては、見学だけやったら「ふ〜ん」な感じ。
サ〜っと見せてもろて、ほなさいなら。

mapspey.JPG

クライゲラヒ村から隣のアベラワ村まではほんまにすぐ。
このあたりにも蒸留所が点在してまして、
アベラワ村の公共駐車場にクルマ止めて、ぷらぷら散歩です。

aberlour1.JPG

おっ、あれに見えるはアベラワー蒸留所。
クルマ止まってるし灯りもついてんねんけど、
人の気配が…ない。
そーいえばB&Bのおっちゃん、クリスマス休暇ゆうてたなぁ。

aberlour2.JPG

ここまで来たらスペイ川はすぐそこ。
サーモンフィッシングで有名な川なんやそうですが、
サーモンは釣るより食うほうが好きな私。
さすがにこんだけ脈々と流れてたら、
クマさんもサーモンすくい上げる前に溺れそうですな。
サーモンのこと考えてたら、ちょっと食べたなってきまして、
おぉ、なんともタイミングええとこにパブらしきもんが。

spey.JPG

地元の家族連れが何組かいてはりまして、
隣のテーブルの小学生くらいの女の子が
「ハギスハギス」てわめいてやがる。
お父さん、私のほうを見て「うるさくてスマンな」
「いや、かまわんよ。それより…その、ハギスとやらをもらおう。おーいご主人、オレにもハギスをくれ」
「へ、へいダンナ」
いきなりのハードボイルド風に運ばれてきたハギス。

mashtun.JPG

ハギス…。
スコットランドの伝統料理らしい。
めでたいときに食べる臓物のミンチ料理らしい。
あんまりおいしくないらしい。
私の知ってるハギスの知識はこんなもん。
確かに伝統料理らしく、まわりのお客さんもけっこう食べてはる。
確かにモツのミンチっぽい。
ほうほう、で、ひとくち。
うまいやん。
さっきのお父さん、「ここのハギスはうまいんだ」
見た目もハギスと付合せ2種類を3層にして、
プリンみたいに固めて盛ってやがる。
繊細。

英国の料理にうまいもんないっていいますが、
ちゃんとしたコックがちゃんとしたもん作ったら、
ちゃーんとうまいもんが食えるゆうこっちゃ。
ほなもう一皿なんかたのも。

メニューを見て…
「おーいご主人、このソーセージをくれ」
「へ、へいダンナ」
でっかい、そして深みのある皿に、
どんだけ入ってんねんゆうくらいにたっぷり入ったじゃがいもの上に、
デンデンデンとでっかいソーセージ3本ドカッと乗っけて汁ドバッ。
豪快。

英国の料理にうまいもんないっていいますが、
ちゃんとしたコックがちゃんとしたもん作っても、
ちゃーんとうまないもんが食えるっちゅうこっちゃ。

EMILIANO

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