2011年02月11日

伊太利亜日記-12


2月11日

今日もええ天気です。
朝からまた港のほうに散歩。
昨日は陽も暮れかけててわからんかったんですが、
こんなもんが。

bigo.JPG

なんやねん、この斜めになった柱は?
実はこいつの先っちょにはゴンドラがぶら下がってまして、
地上からワイヤーでグイ〜ンと吊り上げてくれよる。
切符にイラスト描いてくれたあるんですが、
まさにこんな感じ。

ilbigo.JPG

途中で落ちへんやろか…?
そんな恐怖心と戦いながら、
ここはイッパツ度胸みせて乗ったろかい。

ボローニャの斜塔のてっぺんは吹きざらしで、
それこそ下半身むず痒くなる感じやったんですが、
ここのゴンドラはガラス張りで余裕へっちゃら、かかってこんかい気分です。
あとはワイヤー切れへんこと祈るだけ。

genova.JPG

まぁ実際は安全そのものでして、展望エレベーターのようなもん。
てっぺんからはジェノヴァの町が一望。
○○の穴縮む思いしてでも乗ってみてよかったです。

そのまんま港のあたりうろついてたら、ピッツェリア発見。
ピザ屋さんですな。
ちょっくら入ってみよかいな。

ランチにはまだちょっとだけ早い時間やったんですが、
気分よう歓迎してくれました。
ピザ屋とおもてたんですが、
実際には食堂…トラットリアでしたわ。
で、メニュー拝見。
まぁ、ようわからんので、またしても「ラヴィオリ…ある?」
「あったりまえやんけ。で、ラグーにする?ペーストにする?」
そっか、ここはジェノヴァ。バジリコのペーストや。

ここジェノヴァではバジリコペーストをジェノヴェーゼとはゆわんらしい。
ペーストゆうたらジェノヴァ風。そんなもんはあったりまえ。
むっかし昔からのジョーシキなのさ。
…そんな感じ。
ならばそのペーストでラヴィオリを。

それはそうと、
魚料理のとこに星のマークが付いたぁる。なにこれ?
「そいつぁ冷凍もんなのさ」
なんと正直な。
で、冷凍やあらへん魚のてんぷら…フリッタータをいただきましょう。

pizzeria.JPG

ハラもいっぱいになりまして、再び散歩です。
ジェノヴァに限らず、
イタリアの町にはあっちこっちに新聞売りのスタンドがあります。
で、ちょっくらこおてみたろ。
目に留まったピンク色の新聞。
オトコのロマンはピンク色。こいつは買わなあかんやろ。

”ガゼッタ デロ スポルト”
スポーツ誌ですな。
長野オリンピックの記事もそれなりに載ってますが、
ほとんどがカルチョの記事。
へぇ〜ってなもんでぺらぺらめっくていきますと、
今日のゲームの情報が。
ふんふんふん…
今晩ジェノヴァであるんや。
こら行くしかないな。

駅前のバスターミナル。
スタジアム行きのバスってどれやろ?
路線図の看板とにらめっこしてたら、
こわもてのおっちゃんがツカツカツカ。
なんやかんやわめきちらしながら、手に持ってる小冊子振りかざしよる。
なんやねん、このおっちゃん?
さかんに小冊子つきだしてきやがるんで、恐る恐る手に取る私。
”ハイ代金”とかゆわれたらどないしよ…。
びびりながらチラッと覗いてみたら、それはなんと地図と路線図。
「オーケー?」
相変わらずこわもてですが、ひょっとしてええヤツかも。
そのおっちゃん、渡すもん渡したらツカツカツカと、
バスターミナルの事務所に入っていきよった。
なんやバスの運ちゃんかいな。
船乗りさんは豪快と相場は決まってますが、
バスの運ちゃんまで豪快やとは…。
さすがジェノヴァ。

手に入れた地図と路線図はほんまに便利なもんでして、
途中までバスで行き、
そのあとチンタラ歩きながら目指すはスタジアム。
この町はかなりの起伏がありまして、
しかしながら地図には起伏なんか描いてへん。
ただひたすら坂道上って上って上って、なっが〜い階段を下りると、

stadiomae.JPG

ようやく見えてきたルイジ フェラリス競技場。
憧れのセリエA初体験です。

l.feraris.JPG

係員のおっちゃんに
「切符はどこで買えますのん?」
「バスの切符やったらタバコ屋やな」
「……ちゃうがな。スタジアムや」
この当時、イタリアに日本人プレーヤーがいてへん時代。
日本人が切符ゆうたらバスか電車やとおもたんでしょうな。
「おぉ、サンプドリアを観にきたんかぃ。なんとおっとこまえなヤツなんじゃぃ」
単純です。
彼らは贔屓のチームを応援するヤツに悪いヤツはおらんとマジメに信じて疑わん。
こうして教えてもろたブースで切符ゲット。

biglietto.JPG

今夜は地元のサンプドリアとベルガモから来たアタランタの一戦。
陽も暮れてほんまに冷え込んできたんで
まずは近くのバールであったかいもんでも飲も。

うん、試合前に地元サポーターがうようよしてはる。
みんな屈強そうなヤローどもです。
「すんません、カプチーノを…」
「…カッ…カッ…カッ…プチーノやてぇ」
すると、屈強そうなヤローどもの視線が一斉に…
ほんま一斉にギロッと私を睨みつけよる。
しもた…イタリアでカプチーノゆうたら朝の飲みもんやったような。
そおゆうたらみんなビール煽ってはる。
どないしょ…シッポまいて退散するか…。
するとバリスタ、
「気にすんじゃねぇぜ、オレがスペシャルなカプチーノを入れてやる。その名もスーパーカプチーノだぜコノヤロー。ハッハッハー」
彼のその言葉で救われましたな。

カラダもあったまって、いよいよスタジアムに。
ゲートの係員さんがご丁寧に「オレについてきな」
客席警備の人に「こいつを座席までつれってやんな」と引継ぎ。
「ここがオメーさんの席だぜ」
みなさん親切です。

初めてナマで観るセリエA。
陸上トラックのあらへん専用スタジアム。
目の前のスタープレイヤー。
ようマンガで、ボールが曲がるときに”ギュイ〜ン”て表現使われますが、
一流選手のフリーキックってほんまに”ギュイ〜ン”てまがるんですな。
えっげつないキックでした。
9分10秒ぐらいからこのゲームのハイライト。よかったら。



コーフン覚めやらぬままにハーフタイム。
私はメインスタンドで観戦してたんですが、
みなさんずっと座って観てはる。
で、ハーフタイムになったら一斉に…ほんま一斉に立ち上がる。
その場であーだこーだぺちゃくちゃぺちゃくちゃ。
で、後半始まったら一斉に…ほんま一斉に座りはる。
なんで?

サンプドリアの勝利で、スタジアムの周辺は大賑わいでした。
私はバスでホテルまで。
バスも詰め込めるだけ詰め込めって感じで超満員。
ふと…バスの切符こおてへんわ。
ってゆうか、こいつらみんな切符もってんの?

答えはカンタン、超満員のときはみんなタダ乗り。
運ちゃんは運転する人。
検札は検札係りの仕事。
その係りが乗ってへんねんもん。
って、ええんかい?

こうやって市営バスは赤字になるのでした。

EMILIANO

pza.principenotte.JPG




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2011年02月10日

伊太利亜日記-11


2月10日

朝方からなんやらテレビでスポーツ中継やってます。
長野オリンピック。
そういえば、そろそろ開催やったなぁと思い出す私。
ボローニャのこのホテルはサービスよくて、
"EURO SPORTS"なる英語放送が見れたりしよる。
じつは今日の列車でジェノバあたりに行ってみよと思ったんで、
出発まで観とこ。
で、この日は朝からスピードスケートの男子500メートルを生中継してたわけです。


有力選手が日本の清水くんて知ってはいましたが、
さすがチャンピオン候補。
待てど暮らせど登場せえへん。
いつになったら出てくんねん?
列車の時間があんねんぞ。


いよいよ大詰めになってようやく登場した清水くん。
まぁ、列車は次のん乗ればええとして、
問題はチェックアウトの時間。
たしか11時のはず。
今は?
ギッリギリやん。


結果はご存知の通り、
清水くんは晴れてオリンピックチャンピオンになって
めでたしめでたしですが、
時計の針は11時を余裕で過ぎてやがる。
恐る恐るフロントでチェックアウト。
チラッと時計見るホテルマン。
「いや、あのその…オリンピックチャンピオンがどーのこーの…」
「知ってるよん。ワシも見とってん。ハヴァナイスデー」
なんや、フェイントかぃ。
まぁ、めでたしめでたし。

italiamappa.jpg

列車でボローニャからジェノバまでは幾つかルートがありますが、
私のチョイスはトリノ行きに乗って、
途中のヴォゲーラでジェノバ行きに乗り換え。
早速出発です。


genovap.p..JPG

乗り換えの待ち時間もほとんど無く、
まだ陽の高いうちにジェノバのピアッツァ プリンチペ駅に到着。
ピアッツァ プリンチペ…”王子様広場”駅…ふ〜ん。
なんの王子様か知りませんが、
駅前にはコロンブスの像がデーンと構えてはる。
彼はここの生まれやったらしい。
ゆうても、確か成人してからはスペインとかポルトガルとの関係が強かったような…。
まぁそのへんは、なんでも都合のええように解釈するイタリア人。
生まれ故郷に石像があってもええんです。

collombo.JPG


で、まずホテル。
駅前の案内所で聞きましょう。
ここは幸い優しそうなおねーちゃん。
「近くにええとこありまっか?何やったらねーちゃんとこでもええねんで」
「その坂のぼったとこにあるわよん。
ちなみにアタシの部屋は高いけどー、ここは安くていいとこよん」
そおゆうことで、彼女の部屋…いや、教えてもろたホテルへ行くことに。
実際、高台にあるほんまええとこでした。
駅前のプリンチペ広場もコロンブスも丸見え。

pza.principe.JPG


ジェノバゆうたら港町。
日本人にとったらコロンブスよりも、
”母をたずねて三千里”のマルコくんのほうが馴染みあるかも。
さっそく旧市街に繰出したんですが、
いまにもマルコが飛び出してきそうな町並み。
所どころで子供たちが追っかけっこしてるんですけど、
どいつもこいつもマルコに見える。
「マルコー」って呼んだら
みんな「なにー?」って振り返るんちゃうやろか。
そんな感じ。


んっ?人だかり。
どおやらお店の順番待ちのよう。
なんの店やろ、私も待ってみよ。
なんのことあらへん、ただの揚げドーナツ屋さんでしたが、
これがうまそうでうまそうで。
アツアツのドーナツに生クリームこってこてにのせてハイどーぞ。
テレビに夢中になって昼メシ食いそびれてた私は2つゲット。
みんなに混じって私も立ち食いです。

donuts.JPG


腹ごなしに旧市街をまたぷらぷら。
旧市街を抜けたら、そこは港でした。
たぶんレプリカやろうけど、
コロンブスゆかりのサンタマリア号がポッカリ浮いてます。

st.maria.JPG


ここジェノバは、
むっかし昔は海運国でして、
その伝統を今でも受け継ぐ現役バリバリの港湾都市。
私、初めて見たんです、赤白ボーダーのTシャツ着てる船乗りさん。
もちろん白いカバーかけた、つば付きのヨレッとした帽子はお約束。
こんなカッコ、裕次郎さんか池乃めだかさんしか知りません。
ほんまに船乗りさんはこんなカッコしてはったんですねぇ。


船乗りは、港みなとにオンナがいてるってよう聞く話。
港のすぐそばの建てもん。
一階部分が回廊になってまして、立派な柱が等間隔に。
で、この柱はしらに立ってはります、お姐さんが。
別にお姐さんが立ってても珍しくもなんともあらへんのですが、
私、初めて見たんです、股下0センチのミニスカート。
もちろんガーターベルト付きの黒い網々のストッキングはお約束。
こんなカッコ、おねーちゃん連れ込んであんなプレイとかこんなプレイするときに着せたろって思うぐらいなもんで、
ほんまもんのお姐さんはこんなカッコしてはったんですねぇ。


危うくお姐さんに別室へ拉致…お招きされるとこでしたが、
まことに残念ながら私はシロート派ゆうことで。
そやけどあの股下0センチ…今度誰かに穿かせたろ。

EMILIANO
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2011年02月09日

伊太利亜日記-10


2月9日

ふと思い出したこと。
帰りのヒコーキの予約再確認。
リコンファームゆうやつです。

今ではほとんどの航空会社で不要になってますが、
当時はまだ、
予約入れてんのに搭乗72時間前までに、
「ほんまに乗るさかい、予約取り消さんとってや」
ってゆうとかなあかん航空会社がけっこうありました。
たとえば、
ラテン系の国の会社とか、
国民性がええかげんな国の会社とか、
なんでも自分の都合のええように解釈する
超前向きな人が多い国の会社とか、
現役首相が若い娘連れ込んで
あんなこととかこんなこととかするような国の会社とか。

問題です。
語学のおぼつかん私で、電話で顔の見えへん相手に伝わるやろか?
いや、きっと間違い電話のふりして切られてしまうね。
ほんなら朝一番で事務所まで行ってまえ。

ボローニャには郊外に立派な国際空港があります。
当然アリタリア航空のカウンターもデーンと構えてるはずやろと、
駅前からヒコーキ印のバス乗って空港まで参上したのでした。

予想通り。
あるがなあるがな、アリタリアさんのカウンター。
「予約確認してちょーだい」
航空券渡してなんやらかんやら。
「そこのかっこええおにーさん、確認完了ですわよん」
”かっこええおにーさん”も”ですわよん”もゆうてくれませんが、
無事作業終了です。
やることやったらお腹がすいてくるもんです。
よし、せっかくやからちょっと足のばしてみよ。

ボローニャ中央駅から列車で1時間弱。
そこにはパルマゆう町があります。
なんかの本で読んだんですが、この町はうまいもんだらけなんやとか。

fsparma.JPG

で、列車にゆられて小1時間。
ちっちゃい駅に人もまばら。
いかにも地方都市ですな。
静かなもんです。
駅前に出るといきなりこんなクルマが鎮座しておりました。

autobianchi.JPG

おやまぁアウトビアンキですやんか。
私、このクルマ大好きなんです。
こんなんが止まってるやて、この町はきっとええ町です。
で、そのまま目抜き通りを歩いてたら、
肉屋さんやらチーズ屋さんやらが軒つらねてはる。
見てるだけでヨダレもん。
この町はええ町に違いない。

nikuya.JPG

パルマの生ハム。プロシュートゆうやつは有名ですな。
あと、チーズのパルミジャーノもこの地域出身。
カットしたやつしか見たことなかったんですが、
1コまるまるはかなりデカい。
ひとりで食うとしたら当分チーズに困らんでしょう。

Image0002.JPG

通りの終点はガリバルディ広場。
ちっちゃいちっちゃい広場ですが、市民の憩いの場やそうです。
で、この広場には日時計がありまして、
私は思わずデジャブかと。

hidokei.JPG

もう、ず〜いぶん前になるんですが、
”男の腕時計”なる雑誌で見たことあったんです、この日時計。
その当時、私はパルマの”パ”の字も知らんかったんですが、
腕時計の雑誌に日時計が載ってたさかい、よう覚えてたんです。
こんな偶然てあんねんなぁ。

ここパルマはほんまにちっちゃい町でして、
駅からガリバルディ広場までの間に見どころが集まってまして、
半日もあれば観光できそう。
で、どんなポイントがあるねん?
そいつは旅行ガイドでハイどーぞ。
私はいつものようにテキトーにぷらぷら。

Image0001.JPG

これも路地ぷらぷらしてたら辿りついた広場。
このおばちゃん、一日中吐き続けてはります。
さずがに…直接手ぇとか洗いたくないですな。

で、この広場からちょこっと筋一本はいったら、
食堂らしきもんが。
時間はちょうど昼過ぎ。ランチにはよろしい時間。
店員さんらしきおっちゃんが居てはったんで、
「開いてます?」
「今開けたとこ。どーぞどーぞ」

どおやらオーナーさんやったみたいです。
「あの…地元の生ハム食べたいんですけど」
「まかせとき。前菜プロシュート」
「あと、チーズのラヴィオリ」
「おっ、やるがな。ここいらではトルテッリゆうねん」

そうこうしてる間に、いかにも地元のおっちゃんやおばちゃん、
子供連れまでわんさか入ってきて大賑わい。
満員です。
キッチンから次々と運び出される料理たち。
みんな実にうまそうに食べてはる。
もちろん私もペロリとたいらげて、さてメインは何にしよ。

私のチョイスは”ナスのラグー和え”。
これもうまかったぁ。

ふと壁に目をやると、
ひっさしぶりに再開した人が。
ジュゼッペ ヴェルディさん。
いやぁ、久々ですね。たしか、小学校の音楽室以来ですか。
あのときの、キリッとしたお顔そのまんまですね。

この店は”トラットリア リゴレット”ゆう名前でして、
ヴェルディの歌劇”リゴレット”から頂いたみたい。
ヴェルディ自身、ここパルマの生まれなんやそうです。

rigoletto.JPG

すっかりハラいっぱい。
で、今日も目の前のご馳走にガマンならんと食ってしもた。
食後のエスプレッソを一気に流し込んで、気づくんです。
しもた…写真撮ってへん。
まっ、ええか。
この町はええ町に決定。

EMILIANO
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2011年02月08日

伊太利亜日記-9


2月8日

朝起きて、
駅前のホテルから目抜き通りを突き当たりまで行くと
ある広場に出ました。

nettuno.JPG

マッジョーレ広場。
ボローニャ旧市街のほぼ中心。
こいつはネプチューンですな。
噴水になってて、人魚さんのオッパイから水がピュ〜。
私は気に入りました。

s.petoronio.JPG

ですが、この広場の親分はコレ。
サンペトロニオ大聖堂。
けっこうデカい、文字通り大聖堂です。
世界で一番デカい教会造ったんねんゆうて、
えっちらおっちら造り始めたんが1300年代後半。
ところがどっこい、ヴァチカンから
「ワシらよりデカい教会造るっちゅうのは、どーゆうことやねん」
えらいお怒りのヴァチカンに気ぃつこて、
「ほなここらで造んのやめときますわ」
そおゆうことでして、
正面の壁も下半分は綺麗な大理石ですけど、上は石まる出し。
当時のヴァチカンはちっちゃいとこありましてんな。

この日は日曜日ゆうこともあって、
中でミサやってはりました。
だいぶ冷え込んでたんですが、
教会の床には所どころ通気口みたいなのがありまして、
熱風が吹き上がってきよる。
これがあったかいのなんのって。
ひらひらのスカートのおねーちゃんがこの上に立ってたら
マリリン モンロー状態に違いない。
そんなおねーちゃん居てへんか、しばらく観察。バチあたりです。
だいたい教会に来んのにひらひらのスカートはあらへんわな。

マッジョーレ広場を出てちょっと歩くと、
二本の斜塔が見えてきます。
写真は一本しか写ってへんけど、
もう一本はえっらい傾いてて、それこそ倒れるんちゃう?

duetolli.JPG

ボローニャでは昔、
貴族がこぞって搭を建てさせたんやとか。
「ワシ、こんな高いのん建てたってん」
「なにゆうてんねん、オレはもっと高いやつ建てたるわぃ」
ただの自己顕示欲。
実際に、そんな貴族が建てた搭は、
最盛期でザッと100本はあったんやとか。
そいつが今では二本だけになってしもてるんですが、
あんまり傾いてない方には登れます。

地上の入り口で切符こおて、いざ出発。
私が登ってる間に倒れませんようにと、とりあえずお祈り。
てっぺんまでは木製の階段で、
搭の内側の壁に沿ってひたすら徒歩。
搭が倒れるより、
木の階段が抜け落ちて、
下まで落ちるほうがよっぽど危ないやろってゆうような、
かなり古くさい階段。
右は壁、左は…落下。
相当コワイ。
が、しかし、登ってみると…

bolognapanorama.JPG

ボローニャって茶色い町やってんなぁ。
○○の穴ちぢむ思いで登ったかいありました。


さて、懸案事項のボロネーゼ。
今日も一日歩いて空腹です。
ええ感じや。
ところが今日は日曜日。
これがどこも閉まってまして、
スーパーや商店はもちろんバール以外の飲食店もほとんど休業。
えらいこっちゃ。ハラが背中にくっつくやないけ。
そない思ってたら、一軒開いてる店発見。
いよいよボロネーゼ。”らぐー”や”らぐー”。

出てきた料理はタリアテッレ ボロネーゼ。
タリアテッレてなんやねん?
きし麺みたいなやつですな。この地方では手打ちの生パスタ。
そいつをラグーで和える。ええ香りです。
で、給仕の兄ちゃん、
パルミジャーノゆうチーズをかけてくれるんですが、
「たんとかけてや」
「Si」
…日本語でゆうたのに通じた。
どうやら、”たんと”はイタリア語でも”タント”らしい。
いやはや、しかし彼らのタントは極端ですな。
かけすぎやで。ラグーが見えへんようになってしもたがな。


食った食ったでハラいっぱい。
メインのカルパッチョまで食うて、あとは寝るだけ。
部屋に帰ってテレビをオン。
日曜の夜はカルチョのダイジェスト。セリエAです。

司会のおっちゃんもコメンテーターのおっちゃんも熱いです。
ゲーム中のシーンをビデオで流してはあーだこーだ。
巻き戻してまたあーだこーだ。
そしてまたまた巻き戻してあーだこーだ。

この日は地元ボローニャはミラノに遠征。
ホームゲームならば観に行きたかったけど、
インテルとのアウェイ戦でした。
ダイジェストで観て、気分よく寝てしもた。



真夜中。
あまりに音がうるさいんでお目覚め。
テレビ消し忘れてたわ。
あのおっちゃんら、まだあーだこーだゆうてはる。
ゲーム中のシーンをビデオで流してはあーだこーだ。
巻き戻してまたあーだこーだ。
そしてまたまた巻き戻してあーだこーだ。
これ、”熱い”とちごて”暑苦しい”わ。

EMILIANO

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2011年02月07日

伊太利亜日記-8


2月7日

カルパッチョ。
画家の名前です。
が、しかし、料理の名前としてのほうが有名かも。
最近では、お魚さんたちもこの名を名乗ってますが、
本来は牛さんの料理です。
牛の刺身ですな。そこへチーズやら葉っぱもんあえてハイ出来上がり。
実はこの料理、ヴェネチアの由緒正しいお店の出身です。

ハリーズバー
バーゆうても、ちゃんとしたリストランテです。
むか〜し昔、この店の常連さんに病弱な人がおったそうな。
当時厨房を預かってたコックさん、
なんとかこのお客さんに精のつくもんをと、
牛の生肉つこた料理をこしらえたんやとか。
「まぁ、なんとおいしい料理でしょう」

あったりまえやんけ、やるときはやるんやわい。

「ところでこの料理、なんとおっしゃるの?」

しもた、考えてへんかったわ。どないしょ…。
そおいえば今近所でどっかの画家の展覧会やっとったなぁ。
え〜と、だれやったかなぁ、かっこええ名前やってんけど…
そや、確かカルパッチョやったわ。
「え〜、当店自慢のカルパッチョでございます」

harrysbar.JPG

この店にはもひとつ有名なメニューが。
ハリーズバーだけに、ちゃんとバーもある。
ここの名物がカクテルのベリーニ。
桃とスパークリングワインのカクテル。
桃の季節になったら、
「すんません、ベリーニ」
「こっちもベリーニちょーだい」
「ベリーニ作ってんか」

日がな一日桃の皮むく人
日がな一日桃のピューレ作る人
日がな一日まぜる人
こんな感じなんやろか。


で、私はカルパッチョを食することもなく、
そしてベリーニを味わうこともなく、
ヴェネチアを去るのでした。
なぜなら…私はヂャケット持ってへんかったから。
この店ドレスコードありますねん。

で、ふと思えば、
イタリアに来てからまともなもん食ってへんことに気づく私。
イタリア料理ゆうてピンときたのがボロネーゼ。
ミートソースですな。かっこよくゆうたら”ラグー”ゆうらしい。
ボローニャの名物料理。
ここ来るとき通ってきたがな。
せっかく北の方まで来たけど、
ちょっくら来た道帰ろかな。
そない思って、乗合船で駅へと向かうのでした。

途中、なんやらピチピチの女の娘たちのグループが。
なんやなんや、寄ってくるやないか。
「あの〜、兄ちゃんイタリア人?」
んなわけないやろ。どっから見てもトーヨー人やないけ。
「そやで、イタリア人やで」
「うそや〜。そんなん見えへんわ〜。」
ほんなら聞くなっちゅうねん。

どうやら彼女たち、フランスから友達同士でここまで来たらしく、
旅の思い出に他の旅行者と写真撮りたかったようです。
で、彼女たちのカメラで一緒にパチリ。
私のカメラでは…。
ダンディーな男マエは写真なんかいらんのです。

ducare.JPG


それにしても…
海から見たヴェネチアの空は綺麗やったなぁ。


emiliaromagna.JPG

ヴェネチアを昼過ぎに出発して、
ボローニャに着いたころには、
すでに陽がだいぶ傾いてました。
数日前は雪景色やったけど、
もうすっかりとけてしもたもよう。

bologna.c..JPG

丁度駅前に何軒かホテルがありまして、
チェックイン。
そそくさと町歩きに出かけるわけです。

すると、前から歩いてくる人が、
すれ違いざまに、けっこうな割合で振り返りよる。
顔になんか付いてんのか?
路上駐車のクルマのミラーでお顔チェック。
うん、男マエ。

この頃は、ここボローニャでは、
まだ日本人の旅行者は珍しかったようです。
実際、この人住んではるんやなって方は見かけましたけど、
日本からの旅行者には一度も会わんかった。
なので、えらそーに日本代表気分です。

で、その、えらそーに通りを闊歩してると、前方にバンビーノ発見。
男の子のことやね。
なんとジェラート食ってるやないか。
はぁ、うまそー…。
まるで子供です。
「おいしい?」
「おいしー!」
そら子供はそないゆうわな。
「おっちゃんにもちょっとちょーだいや」
「いややー」
ただの怪しいおっさんです。
仕方がないので自分で買いました。

bolognagerato.JPG

わかるかな、コーンに"BOLOGNA"と。
この町に来た証拠ゲット。
さて次はどこの町いこ…。
えっ?ボロネーゼ食わんかい。

EMILIANO



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2011年02月06日

伊太利亜日記-7


2月6日

kettegiorno.JPG

教会の鐘の音で目が覚めます。
心地ええなぁ…と思うのもちょっとだけ。
いつまでなってんねん。
窓あけて外見ると、
ホテルのすぐ下の運河に小船が。
水の都です。

ヴェネチアは駅からサンマルコ広場にかけて、
逆S字型の大運河がありまして、
要はこいつが大通り。
この大運河を渡ろと思ったら3つの橋しかあらへん。
で、その他ちっちゃい運河が島中にあって、
この運河たちに架かる橋は400以上あるんやそうです。
ホテル横の運河も、そのちっちゃい運河のひとつ。

昨日は、ちっちゃい運河と路地で、
それこそ何処行ってもおんなじ風景に見えてしもて
「帰られへんのちゃうやろか?」と思いましたが、
犬の如く帰巣本能ビンビンで無事ホテルに辿りつき、
な〜んや、いけるやん。
今日も迷子なったろ。

dolcivenezia.JPG

まずは腹ごしらえ。
近所のバールで買いました。
そやけどなんでこないに甘いもんばっかりやねん。
みなさん平気でバクバク食うてはりますねんけど、
平均的日本人感覚の胃袋には、
朝から甘〜い菓子パンの大盛りは…。
まいった。

さて出発。
アカデミア美術館なるとこがあるらしい。
ほなそっち向いて行こかと。

Map2_VeniceOnLine.jpg

徒歩でちんたら30分でっしゃろか。
大運河に架かる橋のひとつ、アカデミア橋ゆう木造の橋渡ったら美術館。
入ろかと考え中。
クンクンクン…名作の匂いが漂って…けえへん。
実際はそんなことないんですよ。
かなりええ美術館やそうです。って、聞いたことありますが、
今回は迷子をとりました。
やっぱりにわか美術マニアです。

で、ざっと地図の黄色い線のあたりをぷらんぷらん町歩き。
ダ〜っと線引いてますが、
ほんまはあっちの路地こっちの路地をくねくねしながら
アテも無しに歩くだけ。

kamen.JPG

途中、こんなん飾ってる店がようさんありました。
ヴェネチアのカーニバルですな。
昔、カーニバルのときは顔隠して、
誰かわからんようにしてハメ外したんやとか。
オトナの男女がハメ外すっちゅうたら、
やることひとつや思うんですが、
そのときも仮面つけてるんでしょうかねぇ?
かなり恥ずかしいあんなこととかこんなことまでできますな。

朝の菓子パンのおかげでハラ減りません。
午後になってもぷらんぷらん。
路地を抜けると、そこにはちょっとした広場が。
イタリアに限らず、欧州では広場は市民の憩いの場やそうです。
自然と人が集まってきて、
あ〜だこ〜だマジメな議論したり、
「うちの亭主がグ〜タラで…」
「あんたとこもそーかいな…」とかの井戸端会議とか、
そんなん知ら〜んて無邪気にボール蹴ってる子供たちとか、
要するに無くてはならん場所やそうです。

veneziacalcio1.JPG

この広場、ほんまの偶然にたどり着いたとこ。
このへんはツーリストは来んとこみたいですな。
まさに地元の午後の広場のようです。
ちょっとした彫刻像にちょこんと座って本よんでるおねーちゃん。
ベンチで話し込んでるおじいちゃんたち。
カルチョに夢中な子供たち。

カルチョ。イタリア語のフットボール。アメリカ語でサッカーですな。
見たところ、
あっちとこっちの建物の扉が、それぞれゴールのよう。
で、シュートしたら扉にバーン。
いやはや、ここの住民は穏やかな方たちなんでしょうな。
日本やったら、「どっかよそ行け」って怒鳴られまっせ。

と思ったら、やっぱりおばちゃんが出てきはりました。
なんだかんだゆうて怒ってるもよう。
ガキも言い返しよる。たくましいヤツらです。
おばちゃん、手のひら上に向けて、「あたしゃ呆れたよ」のポーズ。
そのまま、また建物のなかに戻って行きはった。
恐るべしヴェネチアのガキども。

で、ゲーム再開。
さっそくゴール決めたやがった。

veneziacalcio2.JPG

子供でも抱き合ってゴール決めたヤツ祝福しやがる。
さすが本場です。
ゴールキーパー、ボール抱えてムスッ。
さすが本場です。
私も「ヒャッホー!」ゆうて一緒に喜んであげたら、
読書中のおねーちゃん、私のほう向いてクスッ。
なんやなんや、ねーちゃん気になってたんかいな。
ここは一発、ウィンクでも。
「…え〜と、本読も」
ジョーダンの通じんおねーちゃんです。

ponterialto.JPG

リアルト橋
おそらく、ヴェネチアで一番有名な橋。
絵とか写真とかでお馴染みの橋。
この橋の両側は綺麗なお店が軒つらねてはる。
橋自体が階段になってまして、てっぺんまで昇ると、
大運河が見渡せる。

canal.JPG

夕暮れの大運河。
寒いけど、風が気持ちよろし。
今日もけっこう歩きましたな。
ちょっとくたびれたと思ったら、バカリゆうワインバー…
ってゆうより、ヴェネチア風の居酒屋ですな。
ここは地元の人しか来んやろって路地とかに突然現れたりします。
寒い時期、店の窓ガラスが結露してビチョビチョに濡れてたりしたら、
多分地元の人らで賑わってる。
ほんでもって入ってみるわけです。
いやいや、ほんまよう流行ってはる。
なんやらおじいちゃん二人があーでもないこーでもないと議論中。
イタリア人は議論好きですな。
難しい顔して何話してはるんやろ?
そこへベビーカーにお子ちゃま乗せてママさんご来店。
子連れOKなんや。
すると、さっきのおじいちゃん二人とも、
その笑顔どっから出てくんねんってゆうほどの、
とびっきりの笑顔でお子ちゃまをあやしだしはった。
難しい顔はどこ行ってん?
恐るべしヴェネチアのガキ。

veneziavino.JPG

で、こおゆう店はワインもアテも安い。
ワインは樽からピュ〜っとグラスに注いでくれる。
ほんまブドウジュースみたいでクピクピいけます。
日本円で1000円ぐらいで、ほんまフラッフラです。
はぁ〜、酔ーた。
午後8時。ええ感じや。

さて、またホテルに帰ろと思うんですが、
どの道なんやろ?
テキトーにプラプラ歩いてると、
アッとゆうまにサンマルコ広場に。
えらいはよ着いたな。
昼間はようさん観光客がおるのに、
この時間になるとガラ〜ン。
街灯のオレンジ色が夜霧でかすかにボヤけて、ええ雰囲気です。
ちょっとベンチに座って休もかな。
時計の針は午後10時…。
10時て…。
2時間がアッゆうまて、
アカン。酔おてる。

EMILIANO
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2011年02月05日

伊太利亜日記-6


2月5日

実はこのときフィレンツェは2回目でして、
ウフィッツィ美術館に行きたいが為に寄ったようなもん。
なんとも贅沢な。
で、イタリアゆうたらヴェネチア。
イタリアゆうたら○○○ゆうのは色々ありますけど、
この日はイタリアゆうたらヴェネチア気分。
行きとおてウズウズしてました。

img524_ItaliaPolitica.jpg

地図でみたら、
長靴の付け根のとこが膝やとして、
フィレンツェは脛の上、やや中よりあたり。
ヴェネチアは膝の後ろっかわ。膝カックンするときの攻撃ポイントあたり。
この距離、特急やなかったら、けっこうありますねん。
まぁ、時間はせけへんのでチンタラ行こかなと。

firenzesmn.JPG

フィレンツェ サンタマリア ノヴェッラ駅。
この駅、行き止まり式でして、
日本の駅でゆうたら、いわゆる終点みたいな形式。
次出発するときは反対向いて出て行きよる。
で、問題はイタリアの列車のほとんどが、
機関車が車両を引っぱるタイプ。
ブルートレインみたいなやつですな。
ほな駅にアタマから突っ込んできたら、出て行くときどないすんねん?
押すんかぃ?
私は素朴な疑問を抱いてましたが、答えはカンタンでした。
なんのこたぁあらへん。
別の機関車がやってきて、次出発する方向の先頭にドッキング。
今まで先頭やった機関車は切り離されて置いてけぼり。
う〜ん…これは合理的なんやろか…?

そんなことはどうでもええんですが、
ヴェネチアまでのルートは、ボローニャ経由でアドリア海側に向かいます。

shanai1.JPG

出発してしばらく景色眺めてました。ええ天気や。
クルマでフィレンツェからボローニャに向かうとき、
イタリア半島をぶち抜いてるアペニン山脈を超えなあきません。
昔、ミッレミリアゆうイタリアの公道レースがあったそうですが、
そのときのボローニャ〜フィレンツェ間はえっらい難所やったそうです。
で、私は鉄道なんでトンネルくぐります。
らくチンです。

shanai2.JPG

トンネルを抜けると、そこはほんまに雪国やった。
あらまぁ、山のあっちとこっちでえらい違うもんです。
私は鉄道なんで、らくチンです。

kanebo.JPG

ボローニャまでが1時間。
その先は3時間ほど。
特急にしとけばよかったかも…。
退屈のあまり、取りいだしたる物体は、
駅の売店でこおた"BUTTER LEIBNIZ"なるクッキー。
シスコのココナッツサブレみたいなもんです。
これがまたうまい。まるで子供です。
で、やっぱり退屈なんでパッケージの隅から隅まで眺めてたら、
こやつはなんとカネボウ製。
カネボウさんてお菓子作ってはったんや。
私、イタリアで知りました。

shanai3.JPG

列車はまもなくヴェネチア サンタルチア駅。
ここまで来たら、雪もすっかり消えてなくなり、
ってゆうか、降った形跡もあらへん。
ええ天気です。

列車を降りると、そこはもう運河。
さすが水の都。
ヴェネチアで、列車やらクルマやら、あと自転車も。
車両っちゅうもんは、こっから先には行かれへん。
ヴェネチアの人は自転車乗れるんやろか?
そんな疑問もわいてくるんですが、
徒歩か船しか使えんわけやから、それはそれでええんかも。

kette.JPG

ヴェネチアゆうたらサンマルコ広場。
まずはこの広場に行かなあかん。
駅前からヴァポレットゆう乗合船に乗ってサンマルコ広場にレッツゴー。
まずは宿とらなあかんわ。
で、広場からほど近いとこに突入です。
この日とったのは感じのええ、ほんまにちっちゃいちっちゃい、
文字通りのプチホテル。
もらった地図がこらまたえっらい端折ったぁるんですが、
無いよりマシか。

pzasmarco.JPG

サンマルコ広場の鐘楼。
昔倒れたことあるんやそうな。
倒れるって…。下に人おらんかったんやろか?

陽ぃ傾いてきましたけど、
空の色が綺麗なぁ。
ヴェネチアは運河と路地の町。
迷子になってナンボやと思います。
で、さっそくあっちの路地こっちの路地をうろうろするわけですが、
陽はどっぷり暮れて、時計の針は夜の10時。
そろそろ帰ろかと思うんですが、
え〜と、ホテルは…どこやったっけ?

EMILIANO
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2011年02月04日

伊太利亜日記-5


2月4日

早起きです。
昨夜はフィレンツェの歴史の勉強でもしよおもて本読んでたら、
時差ぼけのためか、いつのまにか寝てしもてた。
よって、たっぷり睡眠とって気分爽快。
朝メシ食って散歩でもしよ。

firenze.JPG

フィレンツェの町外れにミケランジェロ広場ゆうて、
ちょっとした高台の広場があるんですが、
駅前のホテルからだいたい歩いて小1時間。
市内が見渡せるビューポイントです。
ただそれだけのもん。
まぁ、ミケランジェロのダヴィデ像のパチモンとかあるんですが、
おんなじパチモンでも、パチモンの親分みたいなやつは別の場所に。

davide.JPG

こいつもダヴィデ像のパチモン…いや、レプリカ。
市内のヴェッキオ宮殿、今は支庁舎でつこてるんですけど、
そのまん前に鎮座…鎮立しております。
もともとは、ほんまもんがここにあったそうですが、
そいつはアカデミア美術館ゆうとこに引っ越したそうで、
今ではレプリカくんが後を継いでるんやそうです。
で、このヴェッキオ宮殿のお隣さんがウフィッツィ美術館。
ほな早速。

museouffizi.JPG

写真奥がヴェッキオ宮殿で右手がウフィッツィ美術館。
気候のええ時期には行列らしいけど、
さぶいせいか、ガランガラン。
切符こおて館内侵入。

vaticanbiglietto.JPG

う〜ん、日本の美術館も、もうちょっとセンスええやつ考えたら?
そない思える切符です。
かなりワクワク。

uffizi1.JPG

このウフィッツィ、
にわか美術マニアでもわかるような有名な絵画がけっこうありまして、
ボッティチェッリの”ヴィーナス誕生”やら、ダ・ヴィンチの”受胎告知”やら
あんなものからこんなものまで、
そらもうお腹いっぱい。
なかでも「こらすごい」とおもたのがこいつ。
誰の作品か知りませんが、ほんまにページめくってるみたい。
まさに3Dです。

uffizi2.JPG

こいつは知ってます。
たしか”ウルヴィノのヴィーナス”。
う〜ん、仰向けになってこのおっぱい。
自他ともに認める貧乳派の私には…
いやいや、うまいこと描きはる。

美術館としては、そないにデカいほうやないとは思うんですが、
それでも半日たっぷり堪能。
退館したころにはすでに夕方でした。
ハラも減ったし、ぼっちら帰って豪華ディナー…。
結局は帰り道のバールでパニーノ頬ばるだけやねんけど。
そやけど塩っ辛いわ。

EMILIANO
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2011年02月03日

伊太利亜日記-4


2月3日

昨日のヴァチカン美術館の作品たちに圧倒され、
美術館てええもんやなぁ。
にわか美術マニアです。

本心ゆうたら、
まだまだローマにおりたいところですが、
昔読んだなんかの本で
古代ローマ人は1ヶ月滞在した旅人には、「ほなさいなら」
3ヶ月滞在した旅人には、「また会おう」とかなんとかゆうたんやとか。
1ヶ月以上はおれんので、またの機会に。

で、急に絵画に目覚めた私は
フィレンツェにあるウフィッツィ美術館に行きたくなったのでした。

fsrakugaki.JPG

またしてもテルミニ駅。
夜とちごて朝のテルミニ駅は明るいです。
怪しそうな色黒の黒人さんのグループもおらんし。
安心安心。

そやけども、
イタリア国鉄のこの落書き…。
日本やったらえらい騒ぎになりそうですが、
こっちでは平気のようです。
なかには
「ほぉ、上手に描きはる」ってゆうようなアートなやつまでありまして、
さすが芸術の国です。

午前中の列車に乗って、座席確保。
すると、
どっかの修道院のシスターが
「これ、フィレンツェ サンタマリア ノヴェッラに行く?」
「大丈夫でっせ、シスター。私もおんなじとこいきますねん。
これで行かんかったら、二人そろって迷子ですなぁ」
なんてイタリア語でゆえるわけもなく、
だいいちオレに聞くなよ。

ほどなく、たぶんフィレンツェ行きの列車は動き始めたのでした。

smnekimae.JPG

無事にフィレンツェ サンタマリア ノヴェッラ駅に着いたんですが、
駅前にいきなり綺麗な花屋さんが。
フィレンツェの英語名はフローレンス。
花の都です。
とりあえず、
駅の近くのホテルに部屋とって、
早速散策。

duomo1.JPG

駅前の道を10分ほど歩いたら、
デーンと現れるのが町の象徴”ドゥオーモ”。
ようは大聖堂です。花の大聖堂ゆわれてるらしい。
屋根の部分に上れるらしいですが、
高いとこは○○の穴縮む思いするんでやめときましょう。

shokkiya.JPG

ふと食器屋さんの前を通ったんですが、
ディスプレイが綺麗。
さすがフェラガモやらグッチやらの町ですな。
センスよろしい。

minicar.JPG

きっと業務用やと思うんですが、
こんなクルマとかもそこらへんで走ってやがる。
えっらいけたたましい音だして走り回ってるんですが、
「一回乗せてや」ってゆえる語学力があるわけもなく、
あぁええなぁ。
昔日本でも原動機付自動車ってありましたけど、
原チャリ免許で乗れたやつ。
あんな感じ。
あぁ乗りたいなぁって後ろ髪ひかれる思いで振り向いたりしながら、
まるで子供です。
で、ほんまもんの現地の子供が路地に入っていったんで、
私もついてってみよう。ストーカーちゃいますよ。
散策ですよ。

firenzeroji1.JPG

なんの変哲も無い路地ですが、
不思議なもん発見。

healthmeter.JPG

なんやねん、これ?
ポストにしては投入口あらへんし。
よう見たら目盛りらしきもんが。
たぶん…はかり。
体重計?
そやけどなんで路地にあんねん。
どないして使うんか見たろと思いまして、
誰かが使うのずっと待ってたんですが、
だいたい路地ゆうたら人通り少ないもんでして、
15分ほど待ってもだ〜れも通らん。
結局あきらめてまたトボトボ。
…どないして使うんやろ…?

fruitsshop.JPG

そんな感じでプラプラ歩いてたら、
果物屋さん発見。
「え〜と、バナナください」
「何本?」
えっ、バラ売りしてくれるんや。
「ほな1本」
バナナ1本だけこおたの初めてですわ。
でもって、かじりながら歩くやて行儀の悪いことするんですが、
イタリア人はパンかじりながら歩いてたりしよるんでお構いなし。

ちょっと休憩しよと思ってバールに入ったんですが、
エスプレッソたのもかどうか…。
おっちゃんが「なにすんの?」
「え〜っと、エスプレッソてにがいですやん。なんかある?」
「苦かったら砂糖入れたらええねん」
そらそおや。

このときまで、コーヒー類って砂糖ナシで飲むもんやとおもてた私。
甘いもん好きなお子ちゃま仕様の私は、
コーヒー、特にエスプレッソて飲めんかったんです。
このバールのおっちゃん、ええことゆわはった。
確かにまわり見渡したら、
みんな砂糖どばどば入れてぐるんぐるんかき混ぜてはる。
なんか嬉しなってしもて、
「すんません、もう一杯」

こうやってどんどん陽が暮れてゆくのでした。
ウフィッツィはどないすんねん。

EMILIANO

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2011年02月02日

伊太利亜日記-3


2月2日

熟睡したせいやろか、わりと早起き。
そそくさとホテルで朝食とって地図を片手に早速町歩き。

昨夜は暗ぁてわからんかったんですが、
どうやらここは共和国広場ゆわれてるとこのすぐ近くみたい。
テルミニ駅からも近い。
で、とりあえずプラプラ歩こかと。
いきなり目に飛び込んできた広告がこいつ。

monella.JPG

日本でも”モーレツ”ゆうコマーシャルがありましたけど、
あれはチラリズム。
これ、パンツ丸見えやん。
なんの広告か知りませんが、
イタリア、ええとこです。

ローマゆうたらヴァチカン。
そや、行ってみよと思い立ち、進路はヴァチカン方向へ。
が、しかし、歩いたらけっこうありそうやん。
で、ローマの地下鉄初体験。
すんなり最寄り駅に着きました。

vaticanmuseo.JPG

ここヴァチカンには、
そらもうものすごい美術品が
わんさか展示されてる美術館があるそうでして、
早速切符こおてご入場。

すっごい有名な彫刻とかがあるんやそうですが、
私にはどれが有名なんかさっぱりわからん。
ただ、きっとすごい作品なんやろなぁってゆうのは伝わります。

vaticanchoukoku.JPG

この博物館の順路にシスティーナ礼拝堂があるんですが、
ここは新しい法王さま決める投票するとこやそうです。
コンクラーベゆうやつ。
で、この礼拝堂の天井と壁にドカーンと
ミケランジェロの描いた絵が。
”最後の審判”でしたっけ。
この絵の経緯は昔チャールトン ヘストンの映画で観ましたけど、
実物はちょっと鳥肌もん。
きっと私、ローマにはこの絵ぇ観にきたんやろなぁ。

vaticanmuseo2.JPG

で、ヴァチカン美術館。
今はどうか知りませんが、この頃は午前中のみの営業。
さすが世界のヴァチカン。
殿様商売ですが、許します。

ヴァチカンを出て、
ちょっとプラプラしてみよう。
ローマゆうたらお馴染み”ローマの休日”といきたいところですが、
この映画に登場せえへん名所が”ナボーナ広場”。
他の映画にはちょこちょこ出てきますが、
もともとはローマ時代の競技場やったそうです。
楕円形の広場に大理石と思しき噴水が3つ。
この広場に面したカフェでちょっと休憩。
しかも贅沢なテラス席。
気分はダンディー。

caffe1.JPG

アコーデオンのおっちゃんが近くで演奏してはるんですが、
これがうまい。
当然のごとく帽子で集金。
やるがなやるがな。
ダンディーなオトコはケチりません。

しばらく休憩してたら、だんだんと陽が傾き始め、
ぼっちら歩くか。

mini.JPG

通りを歩いてると、イノチェンティ ミニ。
イタリア製のミニ。
1965年ごろから1970年代まで
英国だけやのおてイタリアでもミニを造ってたんですが、
これがまたイタリアンなクルマでかっこええんです。
思わず見とれてしもてたら、
ぼちぼち街灯が。
よう歩いたし、途中でなんか買おて宿で食お。

EMILIANO



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2011年02月01日

伊太利亜日記-2


2月1日

どれくらい寝たやろか…?
ヒコーキが離陸してからしばらくロシア上空飛んでたけども。
ウトウト〜としてたらそのままコテンと寝てしもた。

窓の外には戦闘機…???
戦闘機ぃ!
いや偵察機か?
遠くてようわかりませんが、
5分たっても10分たっても離れたとこでピタッと付いて飛んでやがる。
嫌がらせか。
いやはや…さすがロシア。冷戦時代の東の横綱。
30分ほどたったら、えっらい勢いであっちへ飛んでいきはった。

前方のモニターの地図は、
左の隅にようやくモスクワやらサンクトペテルブルグが見えてきよった。
やっほー ヨーロッパ!
あまりにも広すぎるロシアなもんで、
地図にモスクワとか出てきたら、もう着いた気分です。
実際にはまだまだもうひと眠りできるほどなんですけど。

そんなこんなでユーラシア大陸をひとっ飛び。
無事にローマのフィウミチーノ空港に着陸。
ほんまにあっけないほどのやる気のない入国審査を済ませて
いよいよローマ。
入国スタンプぐらい押せよな。

とゆうわけで、
ローマの空港にポンと放りだされた私は、さてどうしましょう?
今夜のホテルは予約済み。
たしかテルミニ駅の近くやったはず…。
いや、どやったかな?
タクシー乗って「このホテルまでペルファボーレ」なんちゅう豪勢なことできるほど経済的にも語学的にも余裕のない私。
ここはケチって鉄道で。
「え〜っと、テルミニ駅まで」
「あいよ」っと切符売り場のおっちゃん。
なんとか切符ゲットして
テルミニ行き…のはずの列車に乗り込む私。
と、いきなり扉が閉まって発車オーライ。
いきなりかよ。

fs-biglietto.JPG

検札に来た車掌さんに
「テルミニに行きますよね?」
「行くよん」
不安がひとつ解消。めでたしめでたし。
今のうちに地図でホテルの場所確認しとこ。

30分ほどたったでしょうか、
列車はゆっくりとテルミニ駅構内に入って行きまして、
窓からホームを眺めると…薄暗〜い感じ。
時刻は夜の9時半過ぎ。
扉が開いてホームに降りると、
そこには5人ぐらいの黒人さんのグループが。
それも10メートル間隔ぐらいで数グループ。
え〜っと、イタリアって黒人さん、おったっけ?
しかもかなり色黒の方たちのようでして、
白目だけが、なんとな〜く私の方を向いてるような気が。
ここは気づかんふり。
だ〜れも私の方なんか見てへん見てへん。

視線は一点集中。前方のみ。
当然の如く早歩き。
私は急いでんねん。そんな感じ。
「観光案内所のもんですけど」
そんなことゆうて近寄ってくるやつなんかおりますが、
「なんか用か、ワシ忙しいんじゃぃ」
文句ゆうときは日本語に限ります。

なんとか辿り着いたホテルは、どのへんなんでしょう。
暗くてようわかりませんが、
部屋に入った瞬間にドッと疲れと睡魔が。
夜の10時過ぎ。
テレビをつけると当然イタリア語が。
何をゆうてるんかわかりませんが、
チャンネルをいじってるとアニメのピングが。
これならわかる。ピングはしゃべりませんから。
しかもピング、カーリングをやってやがる。
へぇ〜、うまいやん。
そのまま深〜い眠りにつきました。

EMILIANO


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2011年01月31日

伊太利亜日記-1


今から10数年前になりますが、
当時私はクルマの修理屋に勤めておりました。

まぁ色々とありまして、
職場での居心地も悪なってきたころで、
丁度今ごろの時期に社長に
「やめますわ」

「そーか」
えらいあっさり。
嘘でもええから引き止めんかい。
さておき
晴れて無所属になったし、ちょっくら休暇でも取ろかなと。
ちなみに世間では無所属やのおて無職とゆうらしい。
まぁそんなことは一切気にせんと
「そや。イタリアに行こう!」
それもかつて行ったことあったから
旅=イタリアやと思ってる唯の単純思考。

そんなわけで
1月31日に退職して
2月1日のローマ行きのヒコーキの
窓側シートにふんぞり返ることとなりました。

azticket.JPG

そやけどこのとき乗ったヒコーキが、
これまた古そうなやつでして、
マグダネル ダグラスのMD-11。
滑走路の端っこまで来まして、さていよいよ離陸。
だんだん加速しよる。背中にGが。
そろそろ浮くんかな。
いやまだ浮かん。
浮くかな。
まだ浮かん。
…大丈夫?

alitalia.JPG

滑走路の端から端までたっぷりと贅沢に使って
フワリと浮いたMD-11は、シベリア上空をひとっ飛び。
永遠の都ローマへと向かうのでした。

EMILIANO
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