2015年03月07日

世界旅行

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"MAPS"ゆう絵本。
どんな絵本かってゆうたら、

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ちゃ〜んと裏に書いてくれたぁる。
まぁ、世界中のあんな国やらこんな国とかの
イラスト入りの地図。
ちなみに日本はこんな感じ。
チラッとだけ。

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イタリアなんかピッツァにチーズにリゾットまで。
じつに旨そうです。

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これ以上はだ〜め。

けっこうええ値段する絵本ですが、
私、こういう夢のある本にはポンとはろてしまうタイプ。
当分この絵本でニヤニヤする日が続きそやわ。

EMILIANO
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2014年01月11日

えべっさん

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開店以来、
ずっとカウンターの端っこから監視してはるイザベラさん。
当店の守り神みたいな方ですが、
本業は魔法使いのおばちゃん。

魔法使いゆうたらほうきですが、
えべっさんの熊手もなかなかにおてはる。

EMILIANO
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2012年08月28日

野外鞄

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私、カバンが好きなんです。
まぁ、「オトコは手ぶらが一番」な人がいてはるのもようわかりますが、個人的にはポーチから旅行鞄まで、大概なんぞ持ってでかけます。

「そないデカいカバン持って、なに入っとんねん?」
たまにこんなんゆわれますが、
たいしたもん入ってません。
どんなデカいカバンでも
手帳と財布とハンドタオルぐらいなもん。
まぁあとはお出掛け中は一切無視のケータイですか。
ほななんでデカいカバンなんか持つねん?
なんででしょうなぁ…?
確かに重たいけど、オシャレisガマンです。

これ、最近通勤でつこてるカバン。
ごわごわな分厚いウールの上着作ってはる
アメリカのFILSONゆう老舗アウトドア屋のカバン。
しかもFILSON、実用派のアウトドア屋。
はっきりゆうて丈夫に違いない。
まぁ、こいつ自体はアウトドア用とは思えんのですが、
なんせ不人気店の経営者、
おぉ、これやったらウソでも書類入れに見えるやんと、
いつでも就職活動できるようになんぞ理由つけてこおたった。

素材はブライドルレザーなるごつい革。
ブライドル…?
ロウ引き革らしいんですが、
むかしありませんでした?
ラルフローレンのネギ色チェックのボストンバッグ。
あのバブルの匂いプンプン漂ってたアレですけど、
確か革の部分がブライドル。
ロウが粉ふいたみたいになってて、
付属のミニブラシでこすりこすりしたったらあら不思議。
つるんつるんのピッカピカになったあの革ですわ。
まぁべつにブラッシングせんでも普段つこてたらピッカピカになりますけど。

で、さすが老舗のFILSON。
このカバン、使い勝手とか便利パーツとか
そんなことなんぞ一切考えてやがらん。
ワンタッチで開閉できんと、
ベルト締めたり留めたりせなあかんし
おかげで切符買おうおもて
「あれ、あれ、ベルト引っかかって開けへん…
あぁ電車行ってしもた…」
そんなんしょっちゅでして、
よし、ちょっと早めに出かけよ。10分余裕見とこ。
実は私の時計、
10分狂てることなんかこれまたしょっちゅうでして、
やっぱり電車に乗り遅れ。
要は実用には不向きゆうことで、
時間にルーズ且つ性格図太い方にはオススメかも。
まぁもともとアウトドア派に性格ちっちゃいヤツってあんまり聞きませんもんな。
けっして私はルーズで図太いヤツちゃいますけど。

EMILIANO

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2012年04月01日

いやまぁ

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しば〜らくご無沙汰しておりましたが、
我が家の年季入りのパソコンも調子悪なりまして、
なんせお気に入り貧乳サイトも大好きな戸田恵梨香ちゃんも
なっかなかモニターに登場しやがらん。

こいつは困ったゆうわけで、
ようやく我が家にもピッカピカのサラピンのマシンがやってきたわけです。

あまりにも嬉しいてさっそくブログ更新したろと、
早速インターネット…。
繋がらん。
え〜と…
デジタルに憧れるアナログ人間ちゅうのはこんなもん。
昼から始めた設定がすでに深夜。
ようやく貧乳サイ…いやブログ更新できるがな。
ゆうわけで、とりあえずニューマシンの自慢でした。

EMILIANO

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2010年07月22日

学習

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毎日暑いですな。
すでにおっちゃん化した私には
カラダの水分が蒸発ゆうよりも
脂分が溶けてしまいそうな気分です。
クーラーが恋しい…。
 
どおゆうわけか私にはクーラー付きのクルマに縁がなく、
3台乗りついだミニにも
2台乗りついだアルファロメオにも、
クーラーなんぞ付いてませんでした。
当時はそれが粋やとおもてたわけで、
けっしてクーラー付ける予算がなかったんとちゃいますよ。
予算がなかったから粋なふりしてただけかもしれませんが。
 
2台目のアルファロメオなんざぁ屋根もあらへんかったんで、
外から丸見え。
たとえ車内が砂漠のド真ん中のような灼熱状態でも、
「ワシ涼しいねん。フンッ」てゆう顔して乗らなかっこ悪い。
演技力が試されます。
 
私の乗ったクルマたちすべてに言えますが、
なぜかどいつもこいつもヒート気味。
車内の水温計がみるみる上がっていきよる。
困ったもんです。
そんなとき、最終兵器の登場です。
真夏の暑い車内で、暖房のスイッチオン。
あら不思議。暖房に熱気とられて水温下がるんです。
しかし今度は人間がヒートします。
足元にあたる暖気って、足が痺れてくることを学習しました。
しか〜し、当然顔は涼しげな表情。これだけは譲れません。
 
数年前、何度かお世話になってましたブーツ屋さんから連絡が。
「間違ごうて入れたブーツがあるねんけど、いらん?」
行く当てもなく彷徨うブーツくんの姿が頭をよぎってしまい、
「我家で迎えいれます」
 
アメリカからやってきたこのブーツは、
WHITE'S社製のワークブーツ。要は安全靴みたいなもん。
日本で3回目の夏を迎えます。
ずっしり重いマッチョ仕様。
毛羽立った牛革はいかにも見た目あったかそう。
いや…暑い。
こいつに限らず、夏場のブーツは暑いです。
靴下濡れ濡れになりよる。グッタリです。
しか〜し、当然顔は涼しげな表情。これだけは譲れません。
 
とはいいつつも、
最近ビルケンシュトック履いてはる方の涼しげな表情が…。
きっと足も涼しいに違いないんやろなぁ。
「やせ我慢」…暑さで脂分の溶けるトシになり、初めて学習できました。
 
EMILIANO
 
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2010年06月09日

我家の食卓

 
はぁ〜ラヴィオリ食べたい…
たまに無性に食べたなるんです。
 
中に具を包み込んだギョーザの親戚みたいなパスタですが、
イタリア各地で地元のラヴィオリがあるらしい。
 
tortelloni01.JPG 
 
ボローニャの、挽肉をデンデンムシみたいにくるんだやつとか、
パルマの、チーズを包んだやつにパルミジァーノをどばどばまぶした
コッテコテのギットギトのやつとか。
やっすい、スッカスカの軽〜い赤ワインをグビグビやるのがピッタリ。
 
前菜はプロシューット。
イタリア生ハム界の横綱ですな。
こいつもパルマ出身。
脂ギッシュな部分の旨いこと旨いこと。
健康に悪そうですが、旨いもんはカラダに悪いんです。

parma01.JPG 
 
メインは肉。
肉、肉、肉。
はぁ、カルパッチョ食いたい…。
最近は、魚のカルパッチョてあるみたいですが、
もともとは画家の名前。
ヴェネチアの”ハリーズバー”のコックが、
病弱な上顧客に元気だしてもらうために作った肉料理らしい。
「こりゃ旨い。なんちゅう料理じゃ?」
当時ヴェネチアで個展やってた
カルパッチョさんゆう画家の名前思い出して、咄嗟に
「カルパッチョでございます…」と答えたそうな。
この当時、旨いもんはカラダに良かったんやろか。
 
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とかなんとか思い浮かべても、
結局レトルトに頼る私…
”黒毛和牛と赤ワインのボロネーゼ”
こいつはレトルトのくせしてなかなかやりよる。
気分はかなりボロネーゼ。
HEINZサイコー。
 
EMILIANO
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2010年01月16日

ANGEL & DEMON

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さぶい日が続きます。
皆さん朝布団から出るのがつらいでしょうけど、
昼ごろに布団から出るのんも、やっぱりつらいです。
 
寝る前に、
翌日着る服を寝床に入れてあっためとく。
起きたとき、
布団のなかで着替える。
しかし、
トトがもぐり込んできて私の着替えの上で寝やがる。
もぉくしゃくしゃですわ。
ひどいヤツです。
やっぱり、ズボラしたらあきませんな。
 
Pコートが好きです。
寒い時期にほんま重宝します。
学生のころ、
古着屋さんでこうた大戦時のPコートを長いこと着てました。
かなり程度良おて、たしか1万円ぐらいやったと思います。
それが20年たって裏地なんかボッロボロになりまして、
もぅええおっちゃんやし
買い替えよかなと思ったときに衝撃のPコート発見。
 
”NIGEL CABOURN”のPコートです。
なかなか男まえなヤツですが、
うっ‥‥プライスもおっとこまえやないかぃ。
心の中で葛藤。
天使の私が「よく考えなよ。古いPコート、修理すればいいじゃん」
たしかに。ええこと言いはる。
悪魔の私が「アルファロメオ衝動買いするオマエやったら、イ・ケ・ル・やろ〜」
なるほど。ゼロが2つも少ない。
天使の私「財布の中見てみなよ。今使ったらこのあとキツイだろ」
言えてる。1ヶ月チキンラーメンはいややなぁ。
悪魔の私「住宅ローン、オトコの420回払いに比べたら、やっすいもんやで〜」
最後のひと押しかよ。
すんません、これ包んでください。
 
こうして我が家にやってきたPコート。
昨シーズンはけっこう着ました。
冬の海、
こいつ着て船のデッキから遠くの彼方を見ながらパイプなど。
もちろん襟たてて。
気分は裕次郎かニコルソン。
実際はダイエーとかに着ていくだけやったし、
そこでチキンラーメン大量にこうて何ヶ月もしのいで‥‥。
安っぽい裕次郎です。
 
EMILIANO
 
 
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2009年12月07日

FIREPLACE

BEACON HOTEL.jpg
 
今年は暖冬やゆうてますけど、
12月に入ったら寒いもんは寒い。
昨日は自宅と店の年末の掃除などしておりました。
皆さん私が遊びほうけてるとおもてはりますけど、
実はきわめて普通な一面もあるんです。
あまりの寒さに掃除途中で挫折しましたけど。
 
パブをやってるからには、
いつか暖炉を置いてみたいなぁと。
かつて毎年のように欧州に行ってたころは、
たいていがこの時期でした。
とくに英国ではどの店入っても暖炉がある。
私は田舎町のパブに行くんが好きでして、
最寄の無人駅からトコトコ1時間ほど歩いてビール飲みにいったりしてたんですが、
以前この場でもちょこっと紹介させてもろたパブを、
この時期になると思い出すんです。
 
SARAH HUGHES DARK MILD.jpg
 
イングランド中部のBIRMINGHAMからローカル列車で15分ほど。
COSELEYなるちっちゃい駅があります。
路面電車の停留所の親分みたいなレベルの駅ですわ。
さっぶい日の夕方、ここからひたすら歩いてたどり着いたパブが、
”BEACON HOTEL”ゆうパブ。
裏の敷地でビール造ってはって、この町でしか飲まれへんらしい。
SARAH HUGHES”ゆう銘柄なんですが、
ここの”DARK RUBY MILD”がほんまにうまかった。
カウンターで注いでもろて、
暖炉で末端冷え性の手ぇあっためながらちびりちびり飲ってたら、
このまま布団ひいてって気分です。
 
COSELEY.jpg 
 
まぁ当然布団ひいてくれるわけもなく、
ほどよく酔っ払ってきたら来た道帰るんですが、
確か1時間ほど歩いたはずやのに
帰りは10分しか歩いてへんような‥‥。
そーとー酔うとるで。
 
そんだけ酔うてしまうぐらい気に入ったパブなんですが、
それ以来、暖炉ほしいなぁ〜と冬が来るたび思うんです。
まだ当分は石油ストーブでガマンですけど。
 
EMILIANO
 
 
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2009年10月29日

GREEDY

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昼間はまだ多少暑い日もありますが、
夜になるとほんま肌寒いです。
この時期になると、まったりエールが飲みたくなるんですが、
それはお仕事モードのお話。
実は甘いもんが食べたなるんです。
 
コーヒーも砂糖ミルクたっぷりのお子ちゃま仕様の私。
ケーキとかの甘いもんが大好きでして、
先日もお客さんから”堂島ロール”の持込み‥‥いや、差入れもろて、
箱見ただけでパブロフの犬状態。
そらもうえらいこっちゃ。
 
甘いもんの中でも、特に好きなんがティラミス。
かつて一世風靡したアレです。
あまりに好きなんで食べるときはいつも鼻息荒くなるんですが、
たまに鼻息荒くなりすぎると、
たっぷりまぶしたカカオのパウダーが変なとこ入ってむせてしもて、
そらもうえっらいこっちゃ。
 
当店のお客さんで、
ミラノの住む日本人オペラ歌手の彼を追っかけて結婚、
今やミラネーゼに変身してしもた女性がいます。
数年前にミラノでご夫妻と食事しまして、
彼の劇団が公演の打上げで使ってる店に連れてってもろたんです。
なかなか雰囲気のええお店で、
生ハムなんて目の前で切ってくれやがる。
「すんません‥‥このハムお持ち帰りは‥‥?」
薄めのステーキぐらいにスライスしてくれはりました。
 
そんなこんなでうまいもんようさん食べて、
ワインもガバガバ飲んで、時計の針は日付が変わるころ。 
いや〜ハラいっぱいやわ〜。
そんなとき、彼がテノールの渋〜い声で
「ここのティラミス、おいしいですよ」
急に胃袋が活性化していく私。
甘いもんは別腹ゆうのは女性だけやないようで。
ペロッと平らげて、ほなごちそーさん。
気分ようホテルに帰ったもんの、
少々飲みすぎ食べすぎがたたったようでして、
明け方までトイレを占拠し続け‥‥。
そらもうドえらいこっちゃ。
 
EMILIANO
 
 
 
 
 
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2009年10月07日

STYLISH

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雨が冷たいです。
梅雨どきの雨やったらジトジトしててナメクジになりそうですが、
秋の雨はシトシト。
”゛”があらへんだけで、こないにも違うもんか。
ひと雨ごとに寒なってきそうです。
 
今日起きたら「さぶっ!」
上着ひっぱり出してこなければ。
で、登場したのがカバーオール。
なんの変哲も無いデニムのジャケットですが、
冬着たら寒いし春は暑いし、この時期ちょうどええんです。
ってゆうか、この時期しか着てへん。
 
数年前にこおたヤツですが、
サイズが”S”やのにえっらいデカい。
ダボダボです。
さすが”MADE IN USA”。
まぁこんなもんかと愛用してましたが、
先日、おんなじ銘柄の今年のヤツちょこっと見せてもろたんですが、
なんの変哲もないデニムのジャケットやあらへん。
えっらいスタイリッシュになってやがる。
ほんまに”MADE IN USA”?
「着てみたら?」
来たら欲しなるやん。
だいぶ成長した私です。
 
EMILIANO
 
 
 
 
 
 
 
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2009年09月03日

INSTRUMENT

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飛行機が好きで、
子供のころ母方の実家に行くときは、いつも飛行機でした。
高知県なんですが、
当時は大阪ー高知便はYS-11型の旅客機。
ロールスロイス製エンジンのプロペラ飛行機です。
唯一の国産旅客機でしたけど、
ジェット機みたいに急角度で上昇せえへんし、
フワリと浮く感じが妙に心地良かった。
 
当時は今みたいに規則が厳しなかったんか、
搭乗するときにコックピットの扉が開いてたりすることがありまして、
チラッと覗いたりしたら、当たり前やけどパイロットがおるんです。
これがむちゃくちゃカッコええ。
オトナになったら絶対パイロットになったんねんとおもたもんです。
どおゆう訳か飲み屋のおっちゃんになりましたけど。
 
まぁ、今でもパイロットになりたいなぁとかおもてますけど、
かなり現実離れしてますわな。
そこで興味ひくんが時計なんです。
10年ほど前にこおたんですけど、
ブライトリング社の”クロノマット”ゆうヤツ。
パイロット用らしい。
何度か我が家と質屋を行ったり来たりしてますが、
帰ってくるたびにいとおしなります。
 
このブライトリング社、
パイロット用の時計作らせたらけっこうやりよる。
よおさん針と目盛のあるモデルとかあるんですが、
旧式の飛行機飛ばすときに使うらしい。
時計ゆうより計器ですな。
もちろん、私が使い方を理解できるわけもなく、
私のんは針だけよおさん付いたヤツ。
イタリアかどっかの空軍と開発したらしい。
ストップウォッチまで付いてやがる。
 
以前はこの時計はめてドライブとかしてましたわ。
気分はパイロット。
空飛んでへんだけで、完全にパイロット気取り。
全然必要あらへんのにストップウォッチ作動させて、
「ちょっと遅れ気味やな」ゆうてみたり。
ただの嬉しがりです。
 
私にとっては完全にオーバースペックのクロノマットくんですが、
威力を発揮するのがカップラーメン食べるとき。
ストップウォッチは便利です。
きっとこの時計作った人はがっかりでしょうな。
 
EMILIANO
 
 
 
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2009年07月27日

REFRESH

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昨日は定休日。
たま〜に寄せてもろてるカフェが今月いっぱいでしばらく休業するゆうんで、こら行っとかなあかんわと。
 
雨降りそうでしたが晴れ間も見えるし、
久しぶりに自転車こいで行こと思て、ひっぱり出してきました。
20代のころに月賦で買おたマウンテンバイク。
2年ほどかけて支払った記憶があります。
かつては通勤にもつこてたし、たまに1日かけて走りに行ったり。
バランバランにして整備もようしましたわ。
 
しばら〜く乗ってへんので、ほこりだらけです。まぁ、良しとしましょ。
チェーンの油っ気も、まぁそこそこ。
タイヤは使えそやけど、空気があらへん。
空気入れもひっぱり出してきてパンパンに入れたった。
変速機も可動しよる。快適に走れそう。
さっそく自宅からカフェまでひとっ走り、すっ飛ばして行きました。
 
到着してコーヒー飲みながらうかがった話では、
リニューアルのための休業やそうで、ちょっと安心。
なくなったら困ります。
ぐだぐだ話しとったら、えっらい雨降ってきまして、2杯目のコーヒー。
ガラス張りのそのカフェで、止みそうにあらへんなぁと外見てたら、
自転車に乗った兄ちゃんが店の軒下で雨宿り。
コーヒーぐらい飲んでったらええのに。
しかも一切店のほう見よらん。徹底してはる。
30分ぐらいたったやろか、その兄ちゃん、まだいてはる。
絶対こっち見よらん。やりよる。
すると、なんかカバンごそごそしだしたで。入ってくるんかな?
そやつはなんとカッパ取り出して着よった。
持ってんかいな。こいつ、相当やりよる。
 
雨も上がってそろそろ帰ろかと。
ほなご馳走さんして再び愛車にまたがり颯爽と消える私。
久々の自転車はなんて気持ちええんやろ。
これからちょこちょこ乗ろかな。
雨上がりの風が心地良く、遠回りで帰宅。
しかし、張り切ってこいだからか、痛いんです‥‥お尻が。
やっぱり当分乗らんとこ。
 
EMILIANO
 
 
 
 
 
 
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2009年07月22日

JUG

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英国に行くと、朝はよ起きて、 
一杯のビールを飲みに丸一日かけて出かけたりすんのが好きです。
ロンドンから列車に乗って北東へ2時間、NORWICHに着きます。
地方都市ですが、そこからローカル線に乗り換えて30分もしたら、
もう英国の片田舎ですわ。
 
だ〜れもおらん無人駅でおります。
申し訳程度の駅舎があるもんの、駅員も乗客もおらん、ほんまの無人駅。
まわりは、ただただ田園風景が広がるだけ。
めざすは”WOOD FORDE’S”ゆうブルワリーパブ。
地図を片手にひたすら歩きます。
 
100_0247.JPG 
 
ところどころで民家があったりするんですが、
庭先にはヒストリックなクルマが止めてあったりして、
ちょこっと覗かせてもろたりすんのが楽しい。
まぁ、勝手に覗くんですけど。
このクルマが30年や40年も前のもんでして、
現役バリバリで動かしてはるんです。
もちろん非エコカーですけど、
古いもん大事に使うほうがよっぽど環境に優しいと思うんやけど‥‥。
 
30分も歩いたら、民家もあらへんようになります。
延々と続く田園風景、それはそれで魅力的ではあるんやけど、
そろそろ飽きてきたころにパブの看板が見えてくるんです。
朝7時の列車に乗って、この時点で昼前。
ランチとビールに丁度よろしい。
 
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店の兄ちゃんが窓拭きやってまして、
「開いてんの?」
「開いてるで」
ドアまで開けてくれはって、ほんなら遠慮なく。
おすすめのエール注いでもろてグビグビ。
できたてのホヤホヤやそうです。
1杯だけにしとこ思てても、1杯で終わるわけあらへん。
ついつい杯を重ねてしもて、ほろ酔いに。
 
小1時間ほどゆっくりさせてもろて、
「ほな帰ります」
陶器のジョッキを売ってもろて大事にかかえ、
来た道をまたひたすら歩きます。
こうして英国での1日は終わるんです。
ただ飲み歩いてるだけですが。
 
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それはそうと、
不思議なもんでして、帰りは早よ感じるんですわ。
行きは確かに1時間以上歩いてんのに、
帰りはなんでこんなに早いん?ゆうぐらい、アッとゆうまに無人駅。
以前、淀屋橋で飲んでて、
ナンバまで歩いたことありますけど、
アッとゆうまに着きましたわ。
結局ほろ酔いどころやあらへんかったわけですけど。
 
EMILIANO
 
 
 
 
 
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2009年07月04日

PETIT GARDENING

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じつは、顔に似合わず、
1ヶ月ほど前から自宅でハーブの栽培してるんです。
種と土こおてきてプランターにセッティング。
朝と夕方に水やって、ひたすら待つ。
にわかガーデニング。気分はオードリー ヘプバーンです。
 
バジリコのプランターひとつと、いろんな種ミックスしたやつ二つ。
ええ感じで育ってたんですが、
ミックスのやつがこないだのバケツひっくりかえしたような雨で全滅。
植物の栽培は難しいことを痛感ですわ。
で、バジリコのほうは、あの豪雨でさらに成長しよった。
どおゆうこと‥‥?
 
生き残ったんがバジリコで幸い。
いろんなハーブがありますが、私はバジリコが大好きなんです。
モッツァレラチーズとトマトに葉っぱごと散らしてオリーブオイルかけて食う。
トマトソースのスパゲッティにも合うし、
ペーストにしてスパゲッティに絡めたらほんま美味い。
香りがたまりません。
 
ええかげんかなり育ってきたんで、そろそろ食材につこたろ思て、
さっそくバジリコのペーストを作りました。
一般的に”ペーストジェノベーゼ”ゆわれてるやつ。
イタリアのジェノバ名物とされてるらしい。
確かに、ジェノバでは”ペースト”ゆうたらバジリコのペースト。
”ジェノベーゼ”ゆうたらあかんらしい。
葉っぱちぎって、おろしたパルミジァーノレジァーノゆうチーズと
ローストした松の実をオリーブオイルどばどばかけながら混ぜます。
香りがたまりません。
 
出来上がったペースト、さっそく店でも使いたいなあと。
スパゲッティ‥‥ある。
たぶんひまやし、頼まれたら作ってもかまへんかな‥‥。
パン‥‥ある。
ペースト塗ってオーブントースターでチンしたら、わりとうまい。
これやったらいつでもできるんで今日からメニューの仲間入りです。
ゆうても、当店にはメニューなんかあらへんので、
そないに売れへんやろなぁ。
たぶん、私の独り占めです。
 
EMILIANO
 
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2009年05月12日

SWEET AND SOUR

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最近どおゆうわけか、アルコールが入ると眠くなるんです。
特にワイン。
先日も我が家で友人たち大勢でワイン飲んでたら、
段々とまぶたが重なってくる。
完全にオネム状態ですわ。
そやけど美味いから飲んでしまうんです。
 
もともと私はワインにはそないに詳しないんで、
当店には1本も置いてないんですが、飲むんは以前からけっこう好きやったんです。
7〜8年前までは重い赤ワインなんかを好んでました。
が、しかし、なんです。
 
前にも紹介させてもろたんですが、
私はイタリアの”アマローネ”ゆう重いワインが大好きでして、
イタリアにいったらアマローネの産地、ヴェネト州に足伸ばしてたんですわ。
このヴェネト州、世界的に有名な観光地ヴェネチアがある州で、
この町うろちょろすんのが楽しみなんです。
町中が運河と路地だらけで、迷子になるんがおもろい。
で、お約束どおりに迷子になると、
地元の人らで賑わうバールがあったりする。
 
小雪ちらつくヴェネチアで、「お〜さぶ〜」いいながら歩いてたら、
いかにも賑わってそうなバール発見。
結露だらけの窓から中覗いたら、多分地元の人と思われるおじいちゃんやおっちゃんだらけ。
みんなワイングラス持って立ち話してはる。
店内に入ると、10坪ほどのスペースによおさんお客さんがいてはるんです。
そら結露もするわなぁ。
早速カウンターで赤ワインを1杯注文。
みんなが飲んではるやつみたい。
少々小ぶりのグラスになみなみと注いで「はい1ユーロ」。安っ。
それをゴクッと一口飲むと、なんとも軽くて、しかも葡萄の甘酸っぱい香りが漂ってるんです。
しかも、なんと後口の爽やかなこと。
人工甘味料の使ってないジュースみたいなんです。
あっとゆうまに飲み干して、もう1杯。
ついでにアテも。カウンターの惣菜ケースに並んでるオリーブの実と、サーモンの乗ったバゲットを。
手のひらサイズの小皿にスプーンでオリーブをひと盛り。
バゲットはナフキンではさんで手渡し。
ワインとあわせて「はい3ユーロ」。
 
結局10ユーロほど使ったんですけど、ここのワイン、何杯でもいけるんです。
ちょこっと話を聞いたら、できたてのワインで酸化防止剤が入ってないからなんやとか。
熟成が必要なワインには必ず入ってるもんなんですが、
薬品のあるなしでこおまで違うんかと感心しました。
それまで重口ワインを好んでた私には目からウロコでしたよ。
 
アマローネはもちろん今でも好きですが、
あのとき飲んだできたてホヤホヤのワインがマイベストですわ。
また飲みに行くとしたら、今やったら5ユーロでオネムちゃいますかねぇ。
ただし、あの店にたどり着けたらの話ですが‥‥。
なんせ、ヴェネチアのこと、迷子になってて見つけた店やから。
 
EMILIANO
 
 
 
 
 
 
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2009年04月29日

GEORDIES


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ゴールデンウィークが始まりましたな。
企業によっては最大16連休やとか。
私のまわりにはそんな人おりませんが‥‥。
当店は日曜日以外は営業してますよ。たぶん。
よかったらどーぞ。
 
先日お世話になってる服屋さんから入荷案内の写メールが。
それ以前から聞いてはいたんですが、なかなかかっこええシャツです。
で、昨日買いに行ってきました。(勝手に写真つこてすんません)
”NIGEL CABOURN”てブランドなんですけど、
ここ1年ぐらいでハマってしもてるんです。 
このNIGELさん、ウェブサイトを覗いてみると、
イングランド北部のニューカッスルのご出身みたいです。
 
この地方、ジョージ1世に忠実やったとかで、
このへんの出身者をジョーディーズゆうそうです。
昔から炭鉱で栄えた町やそうで、
男たちは、常に男らしくあるべきなんやとか。
炭鉱で黙々と働き、夜は徹底して夜遊び。
実際、かなり飲むんやそうです。
この町のナンバーワンのビールは”ニューカッスル ブラウンエール”。
当店でも扱ったことあるんですが、かなり軽めのエールです。
これやったらゴクゴクいける。
飲むだけ飲んで、また炭鉱。
誇り高き男たち。オトコマエです。
 
以前観た映画”リトルダンサー”はこの地方が舞台で、
父親と兄が炭鉱夫の少年が、バレエに熱中する話なんです。
当然のように父親は「男らしくボクシングやフットボールをやれ」と。
この少年が大事にしてるもんの中に、
フットボールのレプリカシャツがあります。
白黒ゼブラの縦縞。
間違いなく地元のフットボールクラブ、
”ニューカッスルユナイテッド”のシャツです。
このクラブ、ジョーディーズの希望を一心に集める町の象徴。
そのサポートぶりはイングランドでもかなり熱いほうやと聞いたことがあります。
少年もバレエに熱中はしてるもんの、
ジョーディーズの誇りを受け継いでるんでしょうね。
彼もまたオトコマエです。
 
NIGELさん、そんなオトコマエ養成地区出身やからなんでしょうか、
彼の作った服ってほんまかっこええんです。
が、しかし、オトコマエなもんは価格もオットコマエ!
私の財布はいつもアカンタレですわ。
 
EMILIANO
 
 
 
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2009年04月27日

SWEETS

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こないだお客さんから”堂島ロール”をいただきました。
大人気のロールケーキで並んでも買われへんのやとか。
たしかにしっとりしてて、おいしい。
 
私は甘いもんに目がないんです。
特に西洋菓子は大好物。
今ではあまり行かんのですが、
かつてはデパ地下に行けばショーケースの向こう側から、
「買おて買おて」とゆわんばかりに投げかけてくる
ケーキたちの魅力的なオファーを断ち切るのにひと苦労やったんです。
 
20年ほど前なんですが、
芦屋の某洋菓子店で売ってた”のの字ロール”なるロールケーキを食べたときは、あまりのおいしさに感動しました。
それまでロールケーキゆうたらヤマザキのスイスロールしか知らんかった私には、衝撃的でさえありました。
 
今回いただいたのが”ルーロ”ゆうロールケーキ。
”ルーロ”てかいな‥‥
最近は甘いもんをスイーツゆうんやとか。
確かにスイスロールとは”なり”がちゃう。
見た感じ抹茶味?
確かに抹茶グリーンやし。
真ん中にイチゴが。
ケーキゆうたらイチゴ。基本はおさえとる。
食べてみる。
ふふん、
ほっぺた落ちそうですわ。
 
そやけど、
甘いもんをスイーツゆうんやったら、
そんなん売ってるお店はスイーツ屋?
こないだ美容室をパーマ屋ゆうたら笑われましたけど‥‥。
 
EMILIANO
 
 
 
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2009年04月23日

STOOL

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当店のカウンターには椅子が5脚しかありません。
はじめは8脚あったんですが、
どおゆうわけかグラグラになって、3脚は御役御免となりました。
まぁ、満席になること滅多にあらへんので。
 
パブの椅子ってええ雰囲気のもんがけっこうあります。
たいていは木製の脚で、座面も木製のもんもあれば、
レザーや布かぶせてるもんもあります。
英国のパブには、”何十年使こてんねん?”てな古そうな、かつ重厚な椅子があったりするんです。
もちろんグラグラはしません。ガタガタはしますけど。
こんな椅子探してるんですけど、なかなかないんですわ。
 
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当店の隅っこにステンレス製の椅子があります。
座面はたぶんフェイクレザーで、自転車のサドルの親分みたいな形なんです。
イタリアのサドルメーカーが日本での展示会で商談用に使こうたやつをもろたんです。
優秀なヤツでして、グラグラもガタガタもしません。
しかもかなり重厚。否、ただ重たいだけなんですが。
もちろんお客さんに座ってもろてかまいません。
なんせ5脚しかあらへんので。
 
しかし‥‥座った皆さん、たいがいすぐに立って飲んではります。
かなり座り心地悪いんやろね。ちなみに私は座りませんもん。
この形はやっぱりサドル。ペダルがあってなんぼですわ。
ええ椅子見つかるまでもうしばらく現状で。
満席になること滅多にあらへんので。
 
EMILIANO
 
 
 
 
 
 
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2009年04月13日

2LINE

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子供の頃からフットボールをやってました。
もちろんアメリカンフットボールではなく、
英国でFOOTBALLとゆわれてるやつです。
日本では蹴球とかサッカーってゆわれてるアレです。
 
今では世界中のフットボールが衛星放送などで観戦できますが、
私の子供の頃はそんなもんありませんでした。
唯一、土曜日の夕方に”ダイヤモンドサッカー”ゆう番組があって、
45分枠で、2週間で1ゲームの放送でした。
 
中学高校、それに大学生の頃も部活動でやってたんで、
土曜日の夕方なんかテレビ見れるはずもなく、
私の場合は主に雑誌で世界のフットボールに触れてました。
お気に入りの選手は”ミッシェル プラティニ”。
イタリアのユベントスでプレイしてたフランス人です。
その頃、アルゼンチン人の”マラドーナ”派か”プラティニ”派かで、
ぱっくりと人気が分かれてた人ですわ。
 
そのプラティニさん、履いてたスパイクがえらいオシャレでした。
舶来もんはアディダスかプーマしか知らんかった私には、
その、くるぶし下あたりに入った斜めの2本ラインはかなり刺激的。
どこのスパイクやろ?と、ジーッと雑誌を眺めてましたっけ。
 
それが”PATRICK”社製と知ったのは大学生の頃。
スパイクを買いに専門ショップを覗きに行ったら、あったんです。
”PATRICK”が。
これか〜と手にとってみる。
スポーツはカッコから入る私。サイズ合わせして、めでたく購入。
ところがこの”PATRICK”、練習で履くと‥‥?
当時の”PATRICK”、典型的日本人の私の足には何とも‥‥。
靴ズレになりながら履いてましたわ。
それ以来”PATRICK”に手を出すことはなかったんですが‥‥。
 
昨日の休日、
春もんのシャツを買いにお世話になってる服屋さんに。
何枚か試着させてもらったんですが、
気に入ったシャツには”PATRICK”と。
以前から気づいてたんですけど、”PATRICK”のスニーカーが
そこには並んでるんです。
詳しくは知らんのですが、
”PATRICK”が日本のデザイナーと服も作ってるとかなんとか。
そこでこのシャツ。
日本のデザイナーが‥‥。
ってことは、日本人に合うに違いない‥‥。
よく見ると袖のボタンに、例の斜めの2本ラインが‥‥。
しかも左袖だけ‥‥。芸が細かい。やりよる。
ってことは、靴もいけるに違いない‥‥。
”PATRICK”との和解は近い。とりあえず、このシャツ包んでと。
 
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”PATRICK BY TASUKI”と書かれたこのシャツ。
感じいいシャツで、お気に入りの一着になりそう。
さっそく今日着てる私は、ただの嬉しがり。
そして‥‥完全に和解。
 
EMILIANO
 
 
 
 
 
 
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2009年04月11日

TRIAL

 
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当店では4種類の樽詰ビールを扱ってますが、
そのうちオープン以来ずっと置き続けてるのが
英国の”バス”とアイルランドの”ギネス”。
特にギネスに対する思い入れは強いです。
 
店を立ち上げる前の準備段階。
南大阪に樽詰めギネス取扱い店が一軒もなく、
輸入元のサッポロビールさんも当店が扱うことに
やんわりと反対してました。
顔には”このへんじゃ売れへんで、やめときや”と書いてある。
一週間ほど悩みましたが、その間にいろんな店で
ギネスを飲み歩いたんです。で、やっぱり美味い。
東京のアイリッシュパブで、
たまたまその店のオーナーさんと話す機会があったんです。
どんな話をしたかは覚えてないんですが、
彼の一言だけは忘れられへんのです。
”ギネスっていいよね”
なんかねぇ、悩むのアホらしなって、
美味いんやからみんなに紹介しよ、
売れんかったら自分で飲も、そう思て
めでたく樽詰めギネス南大阪1号店がスタートしたんです。
 
今ではギネスの器材専門のメンテナンススタッフがいますが、
当時はサッポロ樽生のメンテナンススタッフの堺担当が
点検に来てくれてました。
彼もギネスの扱いは初めてやったようです。
器材が故障したら二人であーだこーだ試行錯誤しながら
修理したもんです。
 
1年ほどたった頃やったか、
お客さんが堺市内の高級ホテルのチラシを持って来ました。
そこに書かれてたのは”堺で初の樽生ギネス”。
それを見て思わず苦笑いした記憶があります。
 
本場のギネスを飲んでみたくて、
アイルランドまで行ったりもしました。
首都ダブリンにあるギネスの工場にも行きました。
そこで飲んだギネスはもちろん美味かったんですが、
市内の古びたパブで
”ワシこの道何十年じゃ”ってオヤジが注いだギネスは
ほんまに美味かった。
なかなか真似のできない技術ですが‥‥。
 
ダブリンにはギネスのオフィシャルショップがあって、
そこではいろんなギネスグッズが買えます。
私が記念に買ったのはラグジャ。ラグビーシャツです。
店で制服がわりにほとんど毎日着てました。
首筋や袖口が擦り切れて、
今ではもう着ることはありませんが、
愛着が深い大切なシャツ。
 
今じゃ堺市内でもけっこう多くの店でギネスが飲めます。
日本法人も設立されてサービス体制もバッチリ。
試行錯誤しながらやってた頃を思うと
少し寂しい気もしますけど‥‥。
たまにはヤレたラグジャ着て、原点を思い出すのもええかな。
”ギネスってええわ〜”
 
EMILIANO
 
 
 
 
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